特集
Windows Server 2003完全ガイド

.NET Server 2003のエンタープライズ・ストレージ機能

Peter Pawlak
2003/01/15
Copyright(C) 2002, Redmond Communications Inc. and Mediaselect Inc.

 
本記事は、(株)メディアセレクトが発行する月刊誌「Directions on Microsoft日本語版」 2002年12月15日号 p.8の同名の記事を許可を得て転載したものです。同誌に関する詳しい情報は、本記事の最後に掲載しています。
注意:本コーナーは、当初「Windows .NET Server 2003完全ガイド」として記事公開を開始 しましたが、その後マイクロソフトは、製品名称から「.NET」を取り、「Windows Server 2003」と改めました。この名称変更以降の記事については「Windows Server 2003」の表記で統一していますが、それ以前の記事については、基本的に公開時点での「Windows .NET Server 2003」をそのまま使っています。ご了承ください。

 Windows .NET Server 2003のネットワーク・ストレージ・サポートは、ストレージの管理、バックアップの高速化、災害復旧などの面で、Windowsを利用する企業のコストとリスクを軽減するものになるだろう。高速ネットワークで接続する外部ディスクアレイにストレージを集中する手法は、1990年代からUNIXベンダにサポートされ、市場は着実に成長している。

 Windowsベースのネットワーク・ストレージは最も急成長しつつあるセグメントであるにもかかわらず、Microsoftによる市場への参入は遅れた。この技術に対するサポート強化は、同社がエンタープライズ・サーバOSに本気で取り組み始めたことを示している。

 ただし、Windowsサーバ用のネットワーク・ストレージを検討している企業は、高い導入コスト、極めて長いラーニング・カーブ、非互換ベンダのハードおよびソフトへの依存を覚悟する必要があるだろう。

 ネットワーク・ストレージのコストは低減している。多くのストレージ・ベンダや業界アナリストは、景気が回復すれば、コスト面でちゅうちょしている中規模レベルの企業でも、ネットワーク・ストレージの導入が進むと考えており、Microsoftとパートナーを組むストレージ・ベンダは、そうした市場の成長に期待を寄せている。

 

 INDEX
  [特集]Windows Server 2003完全ガイド
.NET Server 2003のエンタープライズ・ストレージ機能
     1.ネットワーク・ストレージのメリット
     2.Windows .NET Serverのストレージ強化ポイント
     3.Windows環境でネットワーク・ストレージの普及が遅れる理由
 
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