Insider's Eye

マイクロソフト、報道関係者向けセミナーで Windows 2000 RC2を配布

デジタルアドバンテージ
1999/11/05

 さる11月1日、マイクロソフトは国内で報道関係者向けのセミナーを開催し、日本語版Windows 2000の最新プレリリースであるRelease Candidate2(以下RC2)を参加者に配布した。配布されたCD-ROMの構成は以下のとおり。

報道関係者向けセミナーで配布されたCD-ROMの内容
Windows 2000 Professional(PC/AT互換機用)
Windows 2000 Professional(PC-98シリーズ用)
Windows 2000 Server(PC/AT互換機用)
Windows 2000 Server(PC-98シリーズ用)
Windows 2000 Advanced Server(PC/AT互換機用)
Windows 2000 Support Tools

 表中の「Support Tools」には、デバッグ用のシンボル情報やデバッグツールなどが収録されている。配布されたRC2のビルド番号は2128.04Lだった。

 このセミナーでは、すでに配布されたベータ3から比較した、RC2の違いに関して説明された。この中で同社は、いくつかの仕様変更、サポート方針の変更について触れた。まず、コンパックAlphaプロセッサのサポートは中止されてしまった(上記CD-ROMの構成リストにAlphaプロセッサ用がないのは、この理由による)。また、メモリ中にデータベースを配置して速度を高めるIn-Memory Databaseは、OSではなくSQL Server側に実装予定という理由で削除された。またCOM+の負荷分散機能であるCOM+ Load BalancingもRC2から省かれた。これは、Windows 2000上のWebアプリケーションソリューションとして、マイクロソフトが開発しているAppCenter Serverに実装されるとのことだ。

 この日本語版RC2は、MSDN(Microsoft Developer Network)購読者だけではなく、ベータ3テストユーザーにも近く配布される模様である。End of Article

  関連リンク
  Redeployment of COM+ Load Balancing (CLB) (米Microsoft)
     
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