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仮想マシンの時刻同期機能を無効にする(Hyper-V編)

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デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2008/12/05
対象ソフトウェア
Hyper-V
時間やスケジュールに関するプログラムのテスト時には、仮想マシンのシステム・クロックを自由に進めたり戻したりしたい。
統合サービスがインストールされていると、ゲストOSとホストOSのシステム・クロックはデフォルトで同期するようになっている。
Hyper-Vで自動的な時刻同期機能を無効にするには、バーチャル・マシンの設定を変更する。

解説

 TIPS「仮想マシンの時刻同期機能を無効にする(Virtual PC編)」「仮想マシンの時刻同期機能を無効にする(VS2005編)」では、Virtual PCやVirtual Server 2005の仮想マシンにおいて、ホストOSと時刻を同期させる機能を無効にする方法について解説した。

 同様の機能(時刻同期を有効にしたり、無効にしたりする機能)は、Hyper-Vの仮想マシンにも用意されている。本TIPSでは、この方法について解説する。

操作方法

 Hyper-Vの統合サービスにおける時刻同期のオン/オフは、仮想マシンの設定ファイル中で簡単に設定できる。まず目的の仮想マシンの設定ダイアログを開き(仮想マシン名を右クリックしてポップアップ・メニューから[設定]を選ぶ)、[管理]グループにある[統合サービス]を開く。そして右側ペインに表示されている[時刻の同期]のチェック・ボックスをオフにする。仮想マシンが実行中の場合は、[適用]もしくは[OK]をクリックすると、その結果が直ちに反映される。なお、統合サービスをインストールしていない場合は、時刻同期機能は利用できない。

時刻同期のオン/オフ
仮想マシンにおける時刻同期のオン/オフを制御するには、統合サービスのオプションで設定する。
このグループを選択する。
これをオフにすると、時刻同期機能が無効になる。

注意:外部時刻サーバとの同期を無効にすること

 なおTIPS「仮想マシンの時刻同期機能を無効にする(Virtual PC編)」「仮想マシンの時刻同期機能を無効にする(VS2005編)」でも述べているように、仮想マシンにおける自動的な時刻同期機能を無効にしても、OSによっては外部の時刻サーバと定期的に同期を取るようになっているものがある([日付と時刻のプロパティ]にある[インターネット時刻]タブなど)。必要に応じて、そのような同期設定も無効にしていただきたい(詳しくは先のTIPSを参照のこと)。End of Article

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