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OutlookのExchange拡張で追加されるアクセス権タブが表示されない

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 正木 理絵子
2005/06/25
 
対象ソフトウェア
Exchange Server 2003
Outlook 2003
対象OS
Windows XP
Exchange ServerとOutlook 2003を併用することで組織内のユーザーがメッセージやスケジュールなどを共有し、互いに参照や編集を行えるようになる。
他人の情報にアクセスするには、適切なアクセス権が必要になる。また、与えられた権限によりできることが異なる。
アクセス権の設定は、プロパティの[アクセス権]タブで調整するが、同タブが表示されていない場合がある。
 
解説

 Exchange Server2003(以下Exchange Server)をサーバとして利用すれば、各クライアント・ユーザーが利用するOutlook 2003(以下Outlook)のスケジュール情報や仕事リストなどを第三者と共有することができる。共有する情報のアクセス権を設定することで、一部のユーザーにのみ情報を公開したり、情報の参照だけでなく編集も許可したりできる。この設定は、「予定表」や「仕事」アイテムのプロパティの[アクセス権]タブで行う。

プロパティ・ダイアログの[アクセス権]タブ
共有する情報へのアクセス権は、この「予定表」や「仕事」アイテムのプロパティ・ダイアログの[アクセス権]タブで設定する。ここでは、特定のメンバーをアクセス可能なユーザーとして追加したり、メンバーの権限を設定したりできる。

 この[アクセス権]タブは、Outlook 2003の電子メール・アカウントとしてMicrosoft Exchange Serverを導入すると追加されるのだが、 サーバー側の設定には問題がないにもかかわらず、場合によっては[アクセス権]タブが表示されない場合がある。


操作方法

 Exchange ServerとOutlook 2003との併用において共有する情報のアクセス権を設定すれば、一部のメンバーにのみ情報を公開したり、情報の参照だけでなく編集も許可したりすることができる。

 この設定は、「予定表」や「仕事」アイテムのプロパティの[アクセス権]タブで行う。だが場合によっては、この[アクセス権]タブが表示されないことがある。このような場合は、Outlook 2003のオプション設定を変更・確認することにより、表示 させることができる。

 まずOutlook 2003の[ツール]メニューから[オプション]を選択し、[その他]タブを表示させる。

Outlookのオプション
[アクセス権]タブを表示させるには、まずOutlookの[ツール]−[オプション]をクリックし、この[オプション]ダイアログを表示する。
  [その他]タブをクリックする。
  [全般]覧の[詳細オプション]ボタンをクリックする。

詳細オプションのダイアログ
[詳細オプション]が開いたら[アドインマネージャ]に移る。
  ここをクリックする。

アドインマネージャ
ここで表示されているチェック項目の[Exchange拡張機能プロパティ ページ]を確認する。ここがオフになっていると[アクセス権]タブは表示されない。
  [Exchange拡張機能プロパティ ページ]チェック・ボックスをオンにする。
  [OK]ボタンをクリックする。

 以上の設定でExchangeの操作が拡張され、[アクセス権]タブも表示されるようになる。End of Article

関連記事(Windows Server Insider)
  基礎から学ぶExchange Server 2003運用管理 第3回
     
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