Windows TIPS
[System Environment]
  Windows TIPS TOPへ
Windows TIPS全リストへ
内容別分類一覧へ

TweakUIで[新規作成]メニューの項目を整理する

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2006/07/15
 
対象OS
Windows XP
エクスプローラの[新規作成]メニューを利用すると、空のドキュメント・ファイルを簡単に作成することができる。
多数のアプリケーションをインストールしていると、[新規作成]メニューに多くの項目が表示され、わずらわしくなる。
TweakUIを使うと、メニュー項目を簡単に整理できる。
 
解説

本TIPSで紹介しているTweakUIツールはWindows XPでしか動作しません。それ以外のWindows OSで新規作成メニューをカスタマイズしたい場合は、TIPS「エクスプローラの[新規作成]メニューを整理する(ShellNewHandlerツール編)」「エクスプローラの[新規作成]メニューをカスタマイズする」を参照してください。

 エクスプローラでマウスを右クリックし、ポップアップ・メニューにある[新規作成]を選択すると(もしくは[ファイル]−[新規作成]メニューを実行すると)、各種アプリケーションの空ドキュメント・ファイルを作成することができる。アプリケーションを起動することなく、元となるドキュメント・ファイルを素早く作成し、ダブルクリックすればアプリケーションが起動するので、便利である。

煩雑になった[新規作成]メニュー
エクスプローラでマウスを右クリックし、ポップアップ・メニューの[新規作成]を選ぶと(もしくは[ファイル]−[新規作成]メニューを実行すると)、空のドキュメント・ファイルを作成することができる。ただし、アプリケーションをたくさんインストールするとメニュー項目がどんどん増えてしまい、だんだんわずらわしくなってくる。
  これを選択する。
  作成可能な空のドキュメント・ファイルの例。アプリケーション起動してから、その中で新規作成するユーザーにとっては、不要な項目も少なくない。

 だがユーザーによっては、アプリケーションを先に立ち上げ、(必要なら)そこから[新規作成]を実行するため、このような新規作成の機能は不要なことも少なくない。ほとんど使わないのに、このメニューの内容が煩雑になるし、そのようなメニューを作成するために(若干だが)遅くなるのは望ましくないので、この[新規作成]メニューの内容を整理したくなる場合がある。

 TIPS「エクスプローラの[新規作成]メニューをカスタマイズする」では、レジストリ・エディタを使ってこのメニューの内容を整理する方法を紹介したが、いちいち目的のキーを探して操作する(不要なキーを削除する)のは容易ではないし、第一危険でもある(レジストリの操作を間違えると、システムが正常に動作しなくなる可能性もある)。

Tweak UIを使ってWindows 2000をカスタマイズする(Windows TIPS)
PowerToys for Windows XPを活用する(Windows TIPS)

 本TIPSでは、TweakUIツールを使って、[新規作成]メニューの内容を整理する方法を紹介する。TweakUIは、Windows OS用の機能拡張ソフトウェアであるPowerToysに含まれるソフトウェアの1つであり、これらのツールを利用すると、Windows OSのさまざまなカスタマイズが行える。TweakUIツールのダウンロードや概要については、関連記事を参照していただきたい。

操作方法

 [スタート]メニューの[すべてのプログラム]−[Powertoys for Windows XP]−[TweakUI for Windows XP]を起動し、左側のツリーから[Templates]を選択する。すると、次のような画面が表示されるので、残しておきたいドキュメント以外のチェック・ボックスをオフにし、[Apply]ボタンをクリックする。

TweakUIにより、新規作成メニューのカスタマイズ
TweakUIを使えば、不要な新規作成の項目を簡単に整理できる。
  この[Templates]を選択する。
  チェック・ボックスがオンの項目が[新規作成]メニューに表示される。
  作成可能な新規ドキュメントの種類。アプリケーションをインストールするたびに、どんどん増えてくる。
  不要なら永久に削除することも可能。ただし場合によっては、アプリケーションを再インストール(もしくは「修復」)しないと復旧できないので、注意すること。
  指定したファイルをテンプレート(新規作成時の元となるドキュメント・ファイル)と見なして、新たに関連付けを作成する。
  [OK]もしくはこの[Apply]をクリックすると、上の設定が適用される。

 [OK]もしくは[Apply]をクリックすると、不要な新規ドキュメントの項目が[新規作成]メニューから除外され、整理される。

整理された[新規作成]メニュー
最初のものと比べると、メニュー中の不要な項目が削除され、すっきりしている。

 チェック・ボックスをオフにした後、またオンにすれば、[新規作成]メニューに表示させることができる。だが将来もずっと不要ならば、項目を選択した状態で[Delete]をクリックすれば、その項目は永久に削除される。ただし削除してしまうと、完全に元に戻すには、一般的にはアプリケーションを1度削除してから再インストールするか、「修復」(関連付けや欠落したファイルなどを元に戻すこと)を実行する必要がある。だが修復機能を持つアプリケーションは少ないので、削除操作は慎重に行っていただきたい。End of Article

関連リンク
Microsoft PowerToys for Windows XP(マイクロソフト)
 
「Windows TIPS」


Windows Server Insider フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

注目のテーマ

Windows Server Insider 記事ランキング

本日 月間