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Outlookの予定表に2つのタイムゾーンを表示する

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デジタルアドバンテージ 正木 理絵子
2006/10/28
 
対象ソフトウェア
Outlook 2003
電話を利用したボイス・ミーティングなど、海外とスケジュールを共有して共同作業することも一般的になった。
しかし、タイムゾーンが異なる場所にいるメンバー間での時間調整では、常に頭の中で時差を意識しなければならず、面倒である。
Outlookの予定表では、1つのタイム・スケジュール上に異なる2つのタイムゾーンを並べて表示し、対応する時間がひと目で分かるようにできる。
 
解説

 企業のグローバル化が進む昨今では、海外に在住するスタッフや取引先と協働することも珍しくなくなった。インターネットが普及して、VoIPによるボイス・カンファレンス(音声会議)や、ビデオ・カンファレンスなどを非常に低コストで利用可能になったことも、こうした国際協働を後押ししている。

 しかし、ネットワーク技術だけで克服できないのがタイムゾーンの問題である。各国のメンバーは、その国のタイムゾーンで生活しており、会議などリアルタイムのコミュニケーションでは、お互いの時差を頭の中で意識しながら、都合のよい時間を調整しなければならない。これは厄介な作業だ。

 よくコンタクトする相手のタイムゾーンが決まっているなら(例えば米国西海岸時間、など)、自分のスケジュール帳の時刻表示部分に、対応する相手の時刻も表示されると便利だ。毎日のスケジュール管理にOutlookを使っているなら、オプションの設定を少し変更するだけで、異なる2つのタイムゾーンを「予定表」に並べて表示できる。こうすれば、異なるゾーンの時間帯を比較しながら、スケジュールを管理していくことが容易になる。

 またこの機能は、タイムゾーンが異なるユーザー同士で、1つの予定表を共有する場合にも有用である。

操作方法

 Outlook 2003の予定表で2種類のタイムゾーンを表示するには、[ツール]−[オプション]メニューを実行し、表示される[オプション]ダイアログの[初期設定]タブにある[予定表オプション]ボタンをクリックする。

Outlook 2003の[オプション]ダイアログ
[ツール]−[オプション]メニューを実行し、表示される[オプション]ダイアログの[初期設定]タブ−[予定表オプション]ボタンをクリックする。
  このボタンをクリックする。

 次の[予定表オプション]ダイアログが表示されたら、[タイムゾーン]ボタンをクリックする。

[予定表オプション]ダイアログ
[予定表オプション]が開いたら、[詳細オプション]グループにある[タイムゾーン]ボタンをクリックする。
  これをクリックする。

 [タイムゾーン]ダイアログが開いたら、[1日予定表に追加する別のタイムゾーン]チェック・ボックスをオンにし、[タイトル]にそのタイムゾーンを識別するための名前を入力する。次に、表示したいタイムゾーンを[タイムゾーン]ドロップダウン・リストから選択する。

[タイムゾーン]ダイアログ
[タイムゾーン]が開いたら、[1日予定表に追加する別のタイムゾーン]のチェック・ボックスをオンにする。次に、スケジュール上に並んで表示されたときに区別できるよう、それぞれのタイムゾーンに[タイトル]名を付けておく。そして[タイムゾーン]のドロップダウン・リストから表示したいタイムゾーンを選択する。
  これをオンにする。
  表示を区別するための名前を入力する。
  表示したいタイムゾーンを選択する。
  [OK]をクリックする。

 こうして予定表の「日」または「稼働日」を表示すると、次のようにローカルのタイムゾーンに加え、指定したタイムゾーンが並んで表示される。これなら対応する時間がひと目で分かる。End of Article

表示された2種類のタイムゾーン
予定表で「日」または「稼働日」を選択すると、このように2つのタイムゾーンが並んで表示される。これなら、対応する相手地域の時間がひと目で分かる。
  追加したタイムゾーンが表示されている。識別用として、設定時に指定したタイトル(この例では“LA”)が表示されている。
 
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