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Video CD (Video Compact Disc)

【ビデオ・シー・ディー】

別名
Video CD-ROM (Video Compact Disc Read Only Memory) 【ビデオ・シー・ディー・ロム】
Video CD Internet (Video Compact Disc Internet) 【ビデオ・シー・ディー・インターネット】

最終更新日: 2000/03/22

 TVや映画などの動画/音声データを、MPEG-1形式で圧縮してCD上に記録したもの、もしくはそのための技術。Philipsと日本ビクターなどによって1993年にVideo CD 1.1として規格化された。

 Video CD規格は、CDを使ってVHS VTR程度の品質の映像を再生するために開発されたシステムである。当時、1倍速のCDを対象として、映像や音声を記録するための技術MPEG-1が開発されていたが、これをカラオケ用のシステムとして日本ビクター社が製品化し、その後インタラクティブなマルチメディア タイトルを実現するCD-I技術などと組み合わせて、最終的にVideo CD規格としてまとめられた。後に、メニューなどを使ってユーザーが再生順序を変えることができるプレイバック コントロール機能や静止画再生機能などが追加され、Video CD 2.0となった。さらにその後、パソコン向けのプログラムやデータなども記録したVideo CD-ROM規格や、タイトル中からインターネットを参照するためのURLなどを記録できるようにした、Video CD Internet規格などが制定されている。Video CDの再生環境としては、当初は専用のLSIを使ったVideo CDプレーヤー(カラオケプレーヤー)が一般的であったが、現在では、パソコンやゲーム機、DVDプレーヤーなどで簡単に再生できるようになっている。

 Video CDでは、1倍速のCDドライブを再生環境として想定していたため、映像と音声のデータストリーム速度は1.5Mbps程度で(映像1.15Mbps、音声224kbps)、1枚のCDに記録できる動画像の再生時間は最長で74分程度となっている。画質的には初期のVHSのVTR程度かそれ以下であるが、リアルタイムに圧縮するわけではなく、あらかじプリエンコードしてCD上に記録しておくことを想定している。そのためMPEG-1の元となったH.261規格(TV電話などに向けた動画の圧縮方式)と比較すると、高画質化が行われ、さらに早送りや巻き戻しなどのランダム アクセスも行えるように改良されている。

 Video CDは、NTSCとPALという2つの標準的なTV信号フォーマットに対応しており、解像度はNTSC時で横352×縦240ピクセル(30フレーム/秒)、PAL時で横352×縦288ピクセル(25フレーム/秒)となっている。音声は、MPEG-1/Layer-2形式で224kbps(ステレオ1chもしくはモノラル2ch)となっている。

 Video CD 2.0を発展させたものとしてSuper Video CDという規格が開発され、現在ISOで標準化作業が進んでいる。これは、MPEG-2のデータを使ったVideo CDの拡張規格であり(記録媒体はCD)、データ ストリーム速度は最大2.6Mbps、音声は最大で5.1サラウンド サポート、オーバーレイ グラフィックス(字幕などに使用)などとなっている。データストリームを可変にしたことにより、最短ではCD 1枚に35分程度しか入らなくなるが、その分画質や音質は大幅に向上している(データ速度を下げることにより、画質を下げながらも70分以上のデータを記録することも可能)。

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