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Acrobat

【アクロバット】

別名
アクロバット (Acrobat)

最終更新日: 1998/10/14

 Adobe Systemsが開発した、オンラインドキュメンテーションシステム。通常の印刷物と同等のレイアウト属性を持ったドキュメントをWindows環境やMacintosh環境、UNIX環境など、さまざまな環境で表示、印刷することを可能にする。ブラウザや実行環境などに依存して最終的な表現形式が変わってしまうHTMLなどとは違って、アクロバットでは、制作者が意図したとおりのデザインを、ディスプレイ上でも紙媒体上でも、そしてどのようなシステム環境でも、同じように表現できることを目標として開発された。PostScriptをベースにしており、デバイスに依存しないドキュメント構造を実現している。

 Acrobat用のドキュメントファイルはPDF(Portable Document Format)と呼ばれる形式で、これをAcrobatリーダーで表示することができる。Acrobatリーダーはインターネット上などで無償公開されており、ユーザーが利用している環境用のリーダーをダウンロードして利用することが可能である。

 PDFファイルを作成するには、Adobe Systemsがパッケージ販売しているAcrobat Exchangeが必要である。このAcrobat Exchangeには、Distiller(ディスティラー)と呼ばれるPDF出力用のプリンタドライバが付属している。つまりPDFを出力するには、Distillerを出力用のシステムにインストールし、Distillerをプリンタに指定して、適当なアプリケーションから印刷処理を行えばよい。このように、Acrobat向けに特殊な処理を施すことなく、DTPやワードプロセッサアプリケーションから簡単にPDFファイルを出力できることは、Acrobatの大きな特徴の1つである。

 さらに必要なら、ハイパーリンクやブックマーク、コメント、目次用のサムネールなどをPDFファイルに組み込んでおくことも可能である。また、出力環境に依存しないように、ドキュメント中で使用されているフォントデータをPDFファイルに同時に組み込んでおくこともでき(ただし日本語フォントは組み込めない)、フォントがインストールされていないシステムでも、元のドキュメントのデザインのとおりに表示したり、印刷したりすることができる。

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