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ERP (Enterprise Resource Planning)

【イー・アール・ピー】

最終更新日: 2002/02/08

 ERP(直訳すると「企業資源計画」)とは、経理情報や販売情報、生産情報、人事情報など、企業の基幹系情報を統合、管理する、統合基幹業務パッケージ・ソフトウェアのこと。ERPを統合的に管理するソフトウェア群はERPパッケージと呼ばれる。

 従来、大企業などの基幹情報処理システムは、自社で独自に開発するのが主流だった。この方式では、自社独自のさまざまな要件を満たすカスタムメイドの情報システムを構築できるというメリットがある代わりに、開発に時間がかかったり、独自の閉じたシステムであるために、保守・管理もすべて自社だけのノウハウで運営しなければならないなどの欠点があった。特に近年では、企業をとりまくさまざまな状況の変化が激しく、迅速な経営上の意志決定を行うためにも、高機能・高性能な情報システムが求められるようになっているが、自社開発の情報システムでは、こうした素早い変化に対応できないことが問題となっていた。

 これに対しERPパッケージは、標準的な基幹業務情報処理をパッケージ化したもので、いわば統合業務ソフトウェアの既製服のようなものだ。ERPパッケージでは、標準的な基幹情報システムをベースにシステムが開発されており、一部をカスタマイズすることで、個々の企業に対応した情報処理システムを構築する。基本は既製システムなので、最新のテクノロジを素早く企業の情報システムに反映でき、開発コストやサポートコストを低減できるというメリットがある。しかしその一方では、企業の業務スタイルを、ある程度ERPパッケージに合わせる必要性がある(大幅なカスタマイズを行うと、ERPのメリットが半減してしまう)。

 もともとERPパッケージは、製造業向けの情報処理システムとして開発されたが、最近ではさまざまな業種を想定したERPパッケージが登場してきている。代表的なERPパッケージとしては、独SAP社のSAP R/3、米Oracle社のOracle Applications、米PeopleSoft社のPeopleSoft、米IFS社のAVALON、オランダBAAN社のBAAN、NTTデータ通信のSCAWなどがある。

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