ICDロゴ

コアダンプ (core dump)

最終更新日: 2003/02/24

 本来の意味は、コンピュータ内のメモリの内容をダンプする(ファイルなどに出力する)ことを指す。コアとは、1960〜70年代前半ごろのコンピュータでメインメモリとして使われていた、磁気コアを使った記憶装置のことである。これから転じて、UNIX系のオペレーティングシステムにおいて、プログラムの実行を中断させて、強制的にそのメモリ空間やレジスタの内容などを、「core」という名前のファイルに書き出すことをコアダンプと呼ぶ。UNIXでは、特に指定しない限り、不正メモリアクセスなどでプログラムの実行が中断されると、そのプログラムのメモリ内容がcoreファイルに出力される。このファイルは、後でデバッガ(adbやsdb、dbx、gdbなど)で読み込んで、エラーを起こした場所やその原因を調べるために使われる。

Copyright (C) 2000-2007 Digital Advantage Corp.

アイティメディアの提供サービス

キャリアアップ