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インクルード (include)

最終更新日: 2002/11/04

 「include」は「(全体の一部として)含める」という意味。コンピュータ関連では、データの一部として、別のデータを組み込む場合などに使う。

 例えば、複数のデータ・ファイルにおいて、その一部として一連の同一のデータを含めなければならない場面がある。このような場合、各データ・ファイルにそれぞれ同じデータのコピーを持たせることも可能だが、コピーしたデータに修正が発生すると、すべてのファイルで修正を行わなければならなくなる。これを回避するには、各ファイルに含めるデータを別ファイル(外部ファイル)として用意しておき、本体側のファイルでは、必要な場所でその外部ファイルを含める指定をしておく。これにより、ファイルの使用時に外部ファイルの組み込みが行われるようになる。この場合、外部ファイルの修正が発生しても、1つの外部ファイルを修正すれば、それを包含する(インクルードする)すべてのファイルに対して効果を及ぼすことができる。

 プログラム言語処理系の多くで、複数のコード・ファイルで共通して使用する可能性があるコード部分を外部ファイル(インクルード・ファイルと呼ばれる)化しておき、必要に応じてこれをインクルードできるようになっている。

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