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Netdocs

【ネット・ドックス】

最終更新日: 2001/01/17

 Microsoftが開発を進めている統合作業環境。マイクロソフトの次世代ユーザー・インターフェイスとなる可能性を秘めながら、現在開発が進められている。Netdocsは、2000年6月に発表されたMicrosoft.NETテクノロジにおいて、XMLベースの統合ユーザー・インターフェイス環境として紹介されたUniversal Canvasだと考えられているが、出荷時期や提供方法を含め、詳細は定かではない。

 Universal Canvasは、インターネットを前提として、ネットワークから提供されるさまざまなサービスを統合的に操作可能な作業環境だとされている。Netdocsという名前は、このUniversal Canvasの思想を引き継ぎ、実装を進めたものだと考えても不自然ではない。事実、Netdocsの開発は、次世代の(Microsoft.NET時代の)サブスクリプション・サービス(購読サービス)開発を受け持つチームが担当している。このNetdocsは、電子メールやインスタント・メッセージング、PIM(Personal Information Management)などの機能を統合しており、これらを透過的に利用可能にするという。

 つまりNetdocsは、マイクロソフトが提供する新世代のユーザー・インターフェイスになる可能性がある。ただし現時点では、Windows 2000やWindows Meなどが提供するWindowsインターフェイス、Internet Explorerが提供するWebインターフェイス、マイクロソフトが運営するネットワーク情報サービスのMSN用に開発されたMSN Explorerのインターフェイスなど、マイクロソフトは複数のユーザー・インターフェイスを開発しており、これらが次世代にどのように引き継がれるのか、あるいは捨て去られるのかは明らかではない。

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