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BiCMOS (Bipolar-CMOS)

【バイ・シーモス】

最終更新日: 2002/05/01

 バイポーラ回路とCMOS回路を組み合わせた半導体回路。バイポーラ回路の高速性や高駆動能力と、CMOS回路の低消費電力という特長を併せ持つ。

 バイポーラは高速で高い駆動力を持ち、CMOSは消費電力や発熱量が小さいという特徴がある。CMOS回路で入力やロジック部分を構成し、出力段にバイポーラ回路を使用することにより、全体的な消費電力を抑えながらも、高速で高い駆動能力を実現することができる。ただしこれらは製造方法(製造プロセス)が異なるので、両者を同一IC上に集積することは容易ではない。そのため、少々コストが高くなっても、高速性と低消費電力が求められるような特定の分野のLSIに使用されることが多い。

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