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Pentium III-S

【ペンティアム・スリー・エス】

最終更新日: 2002/01/25

 Intel社のサーバ/ワークステーション向けx86プロセッサ。名前が示すように、アーキテクチャはPentium IIIをベースとしている。コアは開発コード名「Tualatin(テュアラティン)」で、2001年5月〜2002年1月にかけて、1.13GHz〜1.40GHzのモデルが出荷開始されている。

 Pentium III-Sの基本的な仕様は以下のとおり。

項目 内容
マイクロアーキテクチャ P6アーキテクチャ
コアのクロック周波数 1.13GHz〜1.40GHz
FSBのクロック周波数 133MHz
1次キャッシュ 命令:16Kbytes/データ:16Kbytesの合計32Kbytesをコアに統合
2次キャッシュ 512Kbytesをコアに統合
製造プロセス 0.13μm
トランジスタ数 約4400万個
パッケージ FC-PGA2
SIMD命令 MMX、ストリーミングSIMD拡張命令(Streaming SIMD Extension)
SMP対応 デュアルプロセッサ構成をサポート
Pentium III-Sの主な仕様

 Pentium III-Sの位置付けは、エントリ・サーバやワークグループ・サーバ向けのPentium IIIの上位機種向けとなる。Pentium III-Sでは、0.13μmプロセスの採用によりクロック周波数が向上し、2次キャッシュも256Kbytesから512Kbytesへ増量されているため、既存のPentium IIIに対して性能が向上している。また消費電力や発熱も低減されているため、ケースの小さい1Uラックマウント型サーバや高密度のサーバなど、消費電力や発熱量が制限されるサーバに向いている。デュアルプロセッサ構成も可能なので、サーバ/ワークステーションのようにプロセッサ性能のスケーラビリティが要求される用途にも対応できる。

 Pentium III-Sは、Intelのサーバ/ワークステーション向けプロセッサのラインアップのうち最下層に位置付けられ、小規模なシステムをカバーする。そのすぐ上位は、1Mbytes以上の2次キャッシュを内蔵する「Pentium III Xeon(ジーオン)」や、Pentium 4と同じNetBurstマイクロアーキテクチャを採用する「Intel Xeon」が、またさらに上位はIA-64の「Itanium(アイテニアム)」がカバーすることになる。

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