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PCI Express (Peripheral Component Interconnect Express)

【ピー・シー・アイ・エクスプレス】

最終更新日: 2002/07/03

 Intelが提唱するチップセット間接続ならびに汎用拡張I/O向けのインターフェイス規格。2001年春に開催されたIntelの開発者向けカンファレンス「IDF Spring 2001」で公開された「3GIO」の正式名称。現在は、PCI SIGで規格化が行われている。PCI Expressは、グラフィックス・チップの接続に利用されているAGP、チップセット間接続のHubLink、汎用拡張I/OのPCIなどを置き換えるものとなる。

 PCI Expressの特徴は、ポイント・ツー・ポイントのシリアル伝送を採用していることだ。物理層は一方向あたり2本の信号線で構成され、双方向のデータ転送には最小構成(1bitシリアル転送)で4本の信号線が必要となる。この最小構成を1レーンと呼び、必要に応じて2レーン、4レーン、8レーン、16レーン、32レーンという具合に複数のレーンを束ねることで、求められる帯域幅の提供を可能にする(束ねたレーンの数だけ、帯域幅は増える)。

 製品への採用は、2003年後半から2004年といわれており、当初のバス・クロックは3GHz前後、データ・レートは2.5Gbits/s程度といわれている。

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