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光ファイバ・ケーブル (optical fiber cable)

【ヒカリ・ファイバ・ケーブル】

最終更新日: 2002/05/01

 電気信号ではなく、半導体レーザーやLEDなどを光源とした光によって信号を伝達する光伝送用の線材。

 光ファイバは、石英でできた高屈折率のコア(直径は50〜60ミクロン程度)を低屈折率のクラッド層で覆った2重構造をしており、屈折率の違いから、光信号はコアの内部だけで全反射しながら送信される。ただし実際の光ファイバケーブルでは、さらに線を保護するための被覆が最外部に施されている。

 光ファイバケーブルでは、信号が減衰しにくく、長距離(数十km〜数百km)にわたり中継なしで信号を伝送できるという特徴がある。

 光ファイバケーブルには、長距離の伝送に向くが高価で寿命も短いシングルモード光ファイバケーブルと、安価だが短距離の伝送に向くマルチモード光ファイバケーブルがある。また最近では、コア材料にアクリルを、クラッド層にフッソ系樹脂を使用し、低コストで線の曲げに強く(折れにくく)、配線が容易なプラスチック光ファイバケーブルなどもある。

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