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銀行ANSER (Automatic answer Network System for Electrical Request)

【ギンコウ・アンサー】

最終更新日: 1998/11/02

 NTTデータ社が提供するオンラインバンキング向けのシステム。ANSERはAutomatic answer Network System for Electrical Requestの頭文字をとったもので、銀行ANSER以外にも証券ANSER、生保ANSERなどがある。このうち銀行ANSERは1981年からサービスが開始された。

 銀行ANSERは、従来は金融機関が人手に頼っていた顧客への連絡業務(入金通知、自動引落の通知など)や、顧客からの紹介要求に対する応答業務を、音声やFAX、パーソナルコンピュータなどによってリモートで行えるようにするシステム。この銀行ANSERによって、入金通知、残高紹介、資金移動、その他の情報案内など、金融機関のサービスを、家庭や企業から利用可能になる。

 銀行ANSERを利用するには、アナログ電話やISDN、DDX、ビデオテックスなどを経由して、NTTデータのANSERセンタに接続する。接続用の端末としては、通常の電話やFAX、銀行ANSER向けの機能が組み込まれたホームユース端末、キャプテン、対応ソフトウェアを搭載したパーソナルコンピュータなどを利用できる。各金融機関とANSERセンタはネットワーク接続されており、センタが中継することで、端末から各金融機関のサーバが利用可能になる。

 このようにパーソナルコンピュータから銀行ANSERを利用するには、専用ソフトウェアを組み込んで、モデムやTA(ISDN)によってANSERセンタにダイヤルアップする必要がある。これに対しNTTデータは、通信回線としてインターネットを利用し、通信ソフトウェアとしてWWWブラウザを利用するANSER-Webのサービスも開始している。

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