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MIME (Multipurpose Internet Mail Extensions)

【マイム】

最終更新日: 2001/07/11

 本来はASCIIテキストのみのメッセージをやり取りするように設計されたインターネット・メール・システムにおいて、日本語の取り扱いやバイナリ・ファイルの添付などを可能にするためのしくみ。

 インターネット・メール・システムの基本仕様を規定するRFC822(2001年4月に新しいRFC2822によって廃止)では、英数字のみからなるASCIIテキストだけを使ってメッセージ・ヘッダやメッセージ本文を記述するようになっていた。しかしこの方法では、メッセージ・ヘッダ(メールのサブジェクトなど)に日本語を使うことができず、またワードプロセッサで作成したファイルや、画像ファイル、音声ファイルなど、バイナリ・データをメールとして送付することができない。こうした問題を解決するために考案された仕様がMIMEである。MIME仕様は、RFC2045〜2049で規定されている(RFC2231、RFC2646、RFC3023にて一部情報を更新)。

 MIMEの基本的なアイデアは、ASCIIコードで記述するということ以外、これといった制限がなかったメッセージ本文に対し、複数のパートを作成し、そのパートに対してバイナリ・データを添付するための各種ヘッダ情報(MIMEヘッダ)を追加し、ASCIIコードにエンコードされたバイナリ・データを格納するというものである。MIMEでは、「Content-Type」というヘッダ情報によって、そのパートに格納されたデータの種類を表す。このContent-Typeには、「text(文字情報)」、「image(静止画)」、「audio(音声データ)」、「video(動画)」、「application(アプリケーションのデータ)」、「multipart(パート構造を記述するための情報)」、「message(RFC822形式で記述されたメッセージ)」を指定する。

 メッセージに添付されるバイナリ・データは、送信側でASCIIテキスト・コードにエンコード(変換)され、受信側で元のバイナリ・データにデコードされる。この際のエンコード方法には、いくつかの種類を選択できる。データのエンコードに使用されたエンコード方法は、「Content-Transfer-Encoding」ヘッダによって受信側に通知される。エンコード方法としては、「BASE64」または「Quoted Printable」のいずれかが使われることが多い(これ以外にもMIMEレベルでは、「7bit」、「8bit」、「binary」、「カスタム(ユーザーで定義するエンコード方式)」を選択できることになっている)。

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