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Windows Me

【ウィンドウズ・エム・イー】

最終更新日: 2003/06/06

 Windows 98 SE(Second Edition)の後継として、マイクロソフトが2000年9月23日より出荷を開始したWindows OS。開発時のコード名はMillennium(ミレニアム)と呼ばれていた。正式な呼称ではないが、「ウィンドウズ・ミー」と呼ばれることも多い。16bitコードを一部に含むWindows 9xの系統としては、このWindows Meが最後のOSとなる予定である。

 当初、Windows Meでは、Windows 95からこれまでに確立されたユーザー インターフェイスを大幅に改良するなど、大規模な改良が加えられると噂されていたが、実際には、Windows 98 SEでの機能をブラッシュアップし、一部ユーティリティの追加などが行われるにとどまった。OSカーネルとしてはほとんど手は加えられず、ユーティリティの追加や、ヘルプの改良、ビデオ編集ソフトウェアの追加などが行われる。Windows OSとしての次のメジャー バージョンアップは、フル32bit OSであるWindows NTの流れを汲む次世代Windows OSで、2001年の出荷が予定されているWindows Whistler(ウィスラー、開発コード名)にて行われることになった。

 なお、Windows NT/Windows 2000を含め、国内向けのWindows OSでは、独自仕様を持つNECのPC-9800シリーズ用バイナリがPC/ATバイナリとともに提供されていたが、このWindows MeからはPC-9800シリーズ向けサポートが打ち切られる。当のNEC自身も、すでにPC-9800シリーズ製品を積極的には販売しておらず、PC/AT互換機をベースとするPC98-NXシリーズを中心に据えていることから、このことが大きな問題になることはないだろう。

 Windows Meでの主要な特徴と新機能をまとめると次のようになる。

●Windows OSとして初めてEasy PCに対応。

●システムの復元ウィザード。コンピュータを過去の特定時点(「復元ポイント」と呼ばれる)の状態に復元する機能。うっかりレジストリに不正な値を書き込んでしまったり、新しいアプリケーションをインストールしてシステムが不安定になったりしたときに、以前にバックアップしておいた状態に復元可能にする。

●システム ファイルの保護機能。システム用DLLなどがアプリケーションのインストーラによって上書きされないように管理・保護する機能。すでにWindows 2000で実装されたものと同等。

●ヘルプ センターの改良。従来のヘルプ インターフェイスから、よりWebインターフェイスに近いものに改良。ローカル/インターネットの区別をすることなく、ユーザーはここからオンライン ドキュメントやマイクロソフト、他のベンダのサポート情報にアクセスできるようにした。

●サポート自動化フレームワーク。ベンダのサポート情報をWindows Meのヘルプ センターに統合し、特定のベンダに依存することなく、透過的にこれらの情報にアクセスできるようにした。

●デジタル ビデオ編集ソフトウェアのWindowsムービー メーカーを標準で提供。ビデオ映像の圧縮エンコード、ビデオ映像の電子メール送信、映像に対するフェード効果やバックグラウンド音声の追加などが可能。

●デジタル画像の自動取り込み。Windows Imaging Acquisition(WIA)を実装し、アプリケーションとデジタル スチル カメラなどのイメージ デバイスが透過的にやり取りできるようにした。

●Windows Mediaプレーヤー7。音楽CDの内容をPCのハードディスクにコピーするなど、最新機能を多数盛り込んだMedia プレーヤーの最新版を標準で同梱。

●Internet Explorer 5.5。最新のDHTMLサポート、印刷プレビュー機能、128bit暗号化機能などを追加したIEの最新版。

●Outlook Express 5.5。Outlook Express 5.01のバグフィックス版。

●NetMeeting 3.1。

●MSN Messenger。

●ホームネットワーク ウィザード。インターネット接続共有やファイル/プリンタ共有を行うためのウィザードを追加。

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