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WPAD (Web Proxy Auto-Discovery Protocol)

【ダブリュ・パッド】

最終更新日: 2002/10/09

 WebブラウザのProxy設定を自動化するために開発されたプロトコル。最近のWebブラウザではWPADを実装して、管理者やユーザーの手間を軽減させるようにしている。

 Webブラウザがインターネットやイントラネット上のWebサーバやFTPサーバなどへアクセスする場合、Proxyサーバを経由しなければならないことがある。Proxyサーバは、Webサーバへのアクセス要求やその応答をキャッシュして、多数のクライアントからの要求を効率よくさばいたり、インターネットへのアクセスを制御するために用いられる。Proxyサーバはネットワークの設定や負荷分散の方法などに応じて、さまざまな構成で使われるので、組織ごとの事情に応じて間違いなく設定するのは容易ではない。そこでJavaScriptを使ってProxy設定を行う、PAC(Proxy Auto-Config)というメカニズムが開発された。例えば以下のような内容を持つPACファイルを用意しておき、WebブラウザにはこのPACファイルの置かれている場所をURLを使って指定する(例:「http://proxyserver/proxy.pac」などとする)。

function FindProxyForURL(url,host)
{ if(isPlainHostName(host)||
     isInNet(host,"192.168.0.0","255.255.0.0")) return "DIRECT";
  else return "PROXY 192.168.0.10:8080; DIRECT";
}

※これは、192.168.0.0/16というホストに対しては直接アクセスし、それ以外のホストの場合は192.168.0.10というProxyサーバを経由せよという意味

 だが各クライアントのWebブラウザごとにこのURLを設定するのは手間がかかるため、この作業も自動化するための方法としてWPADが開発された。管理者は、DHCPサーバやDNSサーバなどに対して、PACファイルの場所を検出するための設定を行っておけばよい。クライアント側のWebブラウザに対して何も設定する必要がないので、管理の手間が大幅に軽減される。

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