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Java仮想マシン (Java Virtual Machine)

【ジャバ・カソウ・マシン】

別名
Java VM (Java Virtual Machine) 【ジャバ・ブイ・エム】

最終更新日: 2002/05/19

 Javaプログラムを実行するための仮想的なマシン(VM:Virtual Machine)。

 通常Javaプログラムは、Javaバイト・コードと呼ばれる中間コードに変換される。これは特定のプラットフォームに依存しないコード形式で、Java仮想マシン(Java VM)は、このバイト・コードを個別のプラットフォームに適合したシステム呼び出しなどに変換して実行する。Javaの中間コードは特定のプラットフォームを意識したものではなく、あくまでJava仮想マシンを意識したものなので、Java仮想マシンさえ移植すれば、あらゆるシステムで同一のJavaプログラムを実行できることになる。

 Java仮想マシンにおけるバイト・コードの実行は、インタープリタ方式でバイト・コードを逐一解釈しながら処理することを基本とするが、この方式は負荷が大きく、高速処理が困難という問題がある。このため現在では、バイト・コードをシステムのネイティブ・コードにいったんコンパイルし、その後実行するJIT(Just In Timeコンパイル)方式が一般化している(さらに高速化を図るために、ターゲットとなるプロセッサのマシン語を直接生成する、ネイティブ・コンパイラも存在する)。またバイト・コードを直接実行するJavaプロセッサも開発されている。

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