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SPD (Serial Presence Detect)

【エス・ピー・ディー】

別名
Serial Presence Detect 【シリアル・プレゼンス・ディテクト】

最終更新日: 2001/06/28

 メモリ・モジュール上に搭載されているROMチップの一種で、最大クロック周波数や信号タイミングなどといったメモリ・モジュールのスペック情報を格納している。PCは起動時にこのチップから受け取った情報で、メモリの制御方法を決める。DIMM(PC100/PC133/PC1600/PC2100)やRIMM(PC600/PC700/PC800)には、必ずSPDが搭載されている。

 SPDの実体は、シリアル方式でデータの読み書きを行う電気的消去可能なROM(シリアルEEPROM)である。このチップは、8ピンの非常に小さなパッケージを採用していて、たいていはメモリ・モジュールの端に搭載されている。

SPDの例
SPDの例
DDR SDRAM DIMM(PC1600)メモリ・モジュール上に実装されているSPDの例。緑色の枠内にあるのがSPDのチップ。

 SPDの目的は、PCがメモリを正常にアクセスできるように、メモリ・モジュールの仕様をPCに伝えることだ。メモリ・モジュールの仕様は、搭載されているメモリ・チップやモジュールそのものの設計などにより、製品ごとに異なる。そのため、PC側では何らかの方法でメモリ・モジュールの仕様情報を入手し、それに合わせてメモリ・コントローラの動作を調整する必要がある。具体的には、クロック周波数の変更やデータを読み書きするタイミングの調整などだ。

 SPDに対応しているPCでは、起動時にBIOS内の初期化プログラムにより、SPD内の仕様情報が読み出される。初期化プログラムはその情報に合わせてメモリ・コントローラの動作設定を変更し、装着されたメモリ・モジュールに適した信号タイミングを作り出す。こうした処理はすべて自動的に行われるため、何かユーザーが手動設定する必要はない。

 SPDの仕組みが導入される以前は、メモリ・モジュールの仕様をユーザー自身が調べて、BIOSセットアップでメモリ・コントローラの設定をユーザーが手動で行う必要があった。そのため、設定ミスが生じやすく、PCが起動しないなど深刻なトラブルを引き起こすことがあった。

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