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Pentium Processor with MMX Technology

最終更新日: 2002/05/16

 MMXテクノロジによる拡張命令を追加したPentiumプロセッサ。1997年初頭のMMXテクノロジの発表とともに、それを実装したプロセッサとして発表された。省略されてMMX Pentiumと呼ばれることも多い。

MMX Pentium
MMX Pentium
写真提供:Intel

 このMMX Pentiumでは、MMX命令の拡張以外にも、製造プロセスの改良(0.35μBiCMOSテクノロジ→0.35μCMOS)が加えられ、動作電圧がCPUコアとI/Oでそれぞれ2.8V、3.3Vというデュアルボルテージにされた(ノート向けバージョンのCPUコア電圧は2.5V)。このためMMX Pentiumは、接続インターフェイスにはそれまでのPentiumと同じSocket 7を用いるが、デュアルボルテージに対応しないマザーボードには装着できなかった。またMMX Pentiumでは、L1キャッシュ(1次キャッシュ)が倍増され(16Kbytes→32Kbytes)、分岐予測や命令デコーダの改良などが行われている。

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