酒類卸・升喜、高速データ分析ツールで業務活動を改善

2006/10/4

 ウイングアーク テクノロジーズは10月3日、酒類卸の升喜において、利益管理システムに多次元高速集計検索エンジン「Dr.Sum EA」が採用・導入され、年内に全社運用を予定していると発表した。

 同製品は、クライアントPCのExcelをユーザーインターフェイスにして、サーバの大容量データベースからデータの集計・分析を行うデータ活用ソリューション。

 升喜の情報システム部では、経営の実情を把握して正しいアクションを取る体制を確立することを目的に利益管理システムを構築したが、データ加工に一週間以上の時間がかかるなどの問題があった。そこで高速にデータを分析するツールとして、2004年春に「Dr.Sum EA」を採用した。

 その結果、経営幹部・支店長レベルで迅速なアクション体制が整い、各部門の利益検証から成功している支店の取り組みを活用する動きが現われるなど、効率的な業務運用を実現できた。

 升喜では、経営幹部・管理職・営業部門を中心に約3分の1の社員が「Dr.Sum EA」でデータ分析を行っており、今後はマーケティング分野での活用を視野に入れ、2006年内に全社運用を予定している。

[関連リンク]
ウイングアーク テクノロジーズの発表資料
升喜

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