日立金属、経営ダッシュボードを採用した経営情報システムを稼働

2006/11/3

 日立システムアンドサービスは11月2日、ベリングポイントと共同で、日立金属に経営情報の共有・可視化を高度に実現する経営情報システムを納入したと発表した。同システムは2006年10月より稼働している。

 日立金属では、マネジメントに対して適切な情報の提供・共有、重要指標の確実でタイムリーな把握、問題点の早期把握、経営環境の変化に対応できる柔軟なシステム、既存システムを利用したデータの集約などの要件で、BIツールの導入を検討。この要望を受けて、日立システムとベリングポイントではビジネスオブジェクツのBIツールである「BusinessObjects XI Release2」をベースに、約5カ月で経営情報システムを構築した。

 同システムでは表形式のレポートに加えて経営ダッシュボードを採用しており、温度計や速度計のようなグラフィカルな表示で重要な項目を多面的に確認できる。日立金属では、「必要な情報を分かりやすく多面的に提供できるようになり、経営の羅針盤として活用が可能となった」としている。

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日立システムアンドサービスの発表資料
日立金属

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