大和総研、証券会社向け基幹業務システムをSOAベースに刷新

2007/5/31

 大和総研は5月31日、日本IBMと協力し、同社が証券会社向けに開発した基幹業務システム「SONAR」を刷新すると発表した。新システムの全面稼動は、2008年10月の予定。

 新システムではプラットフォームにSOAを採用、既存アプリケーション資産を有効活用できるようにする。また、IBMのソリューション「マルチチャネル・トランスフォーメーション/チャネル統合サーバー基盤」(MCT/CIS)も採用し、利用証券各社の営業店やインターネットなどのチャネル戦略を支援する。

 ユーザーインターフェイスも一新し、証券会社の業務フローに即した画面遷移や自動入力、利用者ごとにカスタマイズできるメニュー機能などを装備する。このほか、専用端末ソフト/専用プリンタを廃止し、汎用的なパソコンやプリンタが利用可能とする

 将来的には金融機関向け投信窓販システム「SONAR-MF」を新システムのプラットフォームに接続して提供する予定。また、すでにMCT/CISを導入している金融機関に対しては、新機能の個別提供も検討するとしている。

[関連リンク]
大和総研の発表資料
日本IBMの発表資料

[関連記事]
新光証券、ERPをアップグレード 安定稼働を確認(@IT NewsFlash)
既存の基幹系システムもSOA対応にする金融機関向け新ソリューション体系、日本IBM(@IT NewsFlash)
岡三証券、Windows+IAサーバで証券基幹系システムを刷新(@IT NewsFlash)


- PR -

「ITmedia マーケティング」新着記事

“AI美女”を広告に起用しない ユニリーバ「Dove」はなぜそう決めたのか
Unilever傘下の美容ケアブランド「Dove」は、「Real Beauty」の20周年を機に、生成AIツー...

有料動画サービス 34歳以下では過半数が利用経験、4割は1日1回以上利用
「ニールセン・ビデオコンテンツ アンド アド レポート 2024」を基に、テレビ画面での動...

2024年のGW予算は横ばい 賃上げよりも物価高と円安の影響が勝る?――インテージ調査
インテージが全国の15歳から79歳の男女を対象に実施したゴールデンウイークに関する調査...