日本に初登場した米ロータス新CEO、アル・ゾラー氏

2000/7/19

 都内のホテルで18日、ロータスのプライベートイベントであるロータスフォーラム2000が開催された。基調講演に登場した米ロータスディベロップメント社長兼CEO アル・ゾラー氏は、今年2月に就任したばかり。日本の顧客の前に姿を見せるのはこれがはじめてとなる。

 ゾラー氏は、世の中が変化していくスピードに対して、企業がそれに対応するための学習スピードにギャップがあると指摘。そこに、ロータスが得意とするナレッジマネジメントのビジネスチャンスがあるとした。「ナレッジマネジメントは、まだ一般にそのコンセプトや利点がはっきり理解されていないようだ。しかし、ロータスにとっては、それは非常に現実的なソリューションとして提示できる」(ゾラー氏)。

 基調講演を済ませたゾラー氏は、続けて壇上でロータスの安田誠社長と対談を行った。

ゾラー氏「日本ではマイクロソフトのExchangeに対してノーツ/ドミノのシェアが非常に高いようですね。その成功の理由は?」
安田氏「日本の顧客は、コラボレーションについてとてもよく理解しています。また、日本のビジネスマンのワークスタイルはコラボレーションがマッチするといえるでしょう。これらがよい結果をもたらしたのだと思います」
安田氏「Sametimeのようなインスタントメッセージをビジネスでどう利用するのか、 まだまだ理解が進んでいない面がありますね」
ゾラー氏「BtoBの世界では、インスタントメッセージのようなコミュニケーションツールは重要になるはずです。何ミリオンダラーもの取引を、1クリックで済ませるようなことはまずありえません。取引先との会話が必要で、そうしたところにインスタントメッセージが使われるはずです」
安田氏「私も数カ月前までインスタントメッセージは単なるチャットのようなものではないかと考えていました。しかし実際に社内で使い始めるてからは、認識を改めました。例えば、連絡したい相手が席にいるかその場で確認できて、スクリーンに直接メッセージを書き込める。これは、電話で連絡して、相手の仕事をじゃまするよりもずっといい方法です。相手もPCの前だけで用事が済ませられる。新しいコミュニケーションの方法だと感じています」
ゾラー氏「さらにモバイルコンピューティングへの対応として、PCだけではなく携帯電話などへ対応すれば便利ですね。SametimeをPC以外のデバイスで使えるようにすることは、トッププライオリティだと考えています」

壇上で質問をぶつけ合う安田社長とアル・ゾラー社長兼CEO。アル・ゾラー氏は元IBMネットワーク・コンピューティング部門のジェネラルマネージャ

 また、ロータスはこの日、既存のノーツ/ドミノ文書をそのままワークフローに取り込める「ドミノ ワークフローR2.1」を発売開始。J-フォンのJ-スカイサービスに対応した「ロータス ドミノ フォンコネクト R2.0」を発表した。フォンコネクト R2.0では、iモード、EZweb、Jスカイなどを利用可能な携帯電話から、ドミノサーバへアクセスし、メールやスケジュール、アドレス帳、ドミノデータベースなどの参照、登録を可能にする製品。

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