SunがXML 2000でXML戦略の概要を説明へ

2000/12/7
(12/04/00, 9:10 p.m ET)By Elizabeth Montalbano, TechWeb News

Sun Microsystemsは12月6日,同社の長期的なWebサービス戦略でXMLが果たす役割の概要をXML 2000ショウで説明する。

 この計画に関連するのがXMLを処理する3種類の新しいJava APIの発売についてSunが4日に行った発表で,SunのXMLプロダクトマネジャーであるWill Iverson氏によると,これにより、JavaデベロッパーはXMLを使ったBtoBアプリケーションの開発が容易になるという。

 SunのXML技術センター所長,Bill Smith氏は同ショウの8日の基調講演で,インテグレーターのBtoBソリューション開発を容易にしていくという。Sunの戦略と,その目標を達成するためのメッセージングやトランスポートでのSOAP,UDDI,そして特にebXMLなどの標準の使用について語る予定となっている。

 Sunのビジネス戦略ディレクター,Anne Manes氏は,将来のe-ビジネスアプリケーション開発に向けたSunのゴールは「XMLをJavaの自然な拡張にすること」だと語った。

 Manes氏によると,Java API for XML Processing(JAXP),Java API for XML Binding(JAXB),そしてebXMLフレームワークをベースにしたJava API for XML Messaging(JAXM)の3種類のAPIの発表は,XMLをJavaに組み込むこの計画の一環だという。

 Manes氏は、Microsoftが開発をWindowsプラットフォームに限定するためにC++,C#,そしてVisual Basicなどのプログラミング言語と一緒にXMLを使用する戦略とは異なる点を主張する。Sunはあくまでエンタープライズ規模のBtoB向けWebアプリケーションのプラットフォームを問わない開発を可能にするという。「(Javaがない場合)MicrosoftはC++,C#,そしてVisual Basic(VB)をサポートするほかのツールを用意しなければならない。彼らは,VBもしくはC#(とXML)を使用するよう勧めてはいるが,Windowsに限定している」(Manes氏)

 MicrosoftはこれまでWebサービス構築用のローレベルのXMLインフラを作り出す標準ベースのXML開発をサポートすることを明らかにしたことがある。そうすれば,標準インフラで採用されたプラットフォーム上でベンダー各社が競えるからだ。

 Manes氏によると,Sunの長期XML戦略でもう1つのカギとなるのが,同社がStar Officeスイートの次期オープンソースバージョンである「Open Office 6.0」(来年の第1四半期登場)内でのドキュメント作成でXMLをデフォルトのファイルフォーマットにする点だという。Star Officeは,Sunが今年初めにオープンソース化した生産性向上ソフトウェアスイートだ。

 Manes氏によると,この計画には12月11日公開予定のSunの「Forte for Java」ツールの新バージョンにおけるXMLのサポートも含まれているという。

[英文記事]
Sun To Outline XML Strategy At XML 2000

[関連リンク]
Sun Microsystems

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