XMLを用いたモバイルSFA、日立が2社と共同提供

2000/12/19

 日立製作所と日立ソフトウェアエンジニアリング、日本ヒューレット・パッカードは、フロント業務でXML技術と携帯電話を活用するソリューション「セルラーフォンソリューション」を共同で提供することを発表した。

 今回3社が共同で提供するソリューションは、モバイル端末に対応した営業などフロントの企業システムを短期間で構築するもの。日立のUNIXサーバ、HITACHI9000Vシリーズのローエンド機種であるA ClassサーバとWebサーバ構築のためのソフトウェアやミドルウェア、システム構築をセットにすることにより、従来2〜3カ月かかっていたシステム構築を、最短1カ月で実現するという。

 日立はサーバ、OS、同社のミドルウェア製品の提供と技術サポートを、日立ソフトはシステム構築を行う。日本HPはノウハウの提供と技術サポートを行う。

 iモード、EZweb、J-スカイの各接続方式の携帯にコンテンツを対応させるほか、XML対応のWebベースの電子フォームを採用した。入力データはXML形式で格納でき、他のアプリケーションとの連携も実現する。

 ミドルウェアとして、日立の統合システム管理製品「JP1」、アプリケーション・サーバに日本BEAの「Webogic Server」や日立の「Hitachi Web Server」、データベースには日立の「HiRDB」や日本オラクルの「Oracle 8i」などを用いる。

 サービスメニューは、フロントエンド業務を中心に、「受発注管理システム」「施設予約管理システム」「スケジュール管理システム」「勤休管理システム」の4種類用意した。価格はサーバとミドルウェアとの組み合わせにより5種類ある。最小モデルである、サーバ+ミドルウェア+アプリケーションソフト+システム構築の「単体サーバモデル」で450万円から。

 

[関連リンク]
日立製作所
日立ソフトウェアエンジニアリング
日本HP

 

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