「ASPは全ITサービスの1%を占めるに過ぎない」とIDC

2001/3/10

 米IDCが定期的に発表しているASP動向レポートの最新版(3月7日発表)によれば、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)の市場規模は同社の定義するITサービスの1%に過ぎないのだという。ちなみに、IDCの定義するITサービスとは、1、インターネットを介して配信される、2、外部で管理される、3、1対N型サービス、4、サービスに対し課金の4つを満たすものとなっている。

 このレポートでは、「関心が高く、市場が早く立ちあがったASPだが、構造上の問題がいくつか指摘される」としている。例えば、「アプリケーション構造」「サポート体制」「価格付け」などが課題に挙がっている。初期のASP事業者はクライアント/サーバ型でアプリケーションを配信してきた。だが、ユーザーからは使い勝手の悪さが指摘され、敬遠を招いたという。具体的には、カスタマイズが制限されたり他のシステムとの統合ができない点などを不満に感じたようだ。さらにはかかるコストも高かったと同社では分析している。サポート面では、24時間365日体制のサポートは必須とした。

 それ以外にも、ネットワーク・インフラの課題として、広帯域化が予想より遅れていることもASP利用の普及を妨げている可能性があると指摘している。

 同社では、あらゆるITサービスへの支出は、1999年の3500億ドルから2004年には5800億ドル程度まで増えると見ている(世界規模)。同社アナリストTom Dilmore氏は「ASPブームは去ったかも知れないが、引き続き発展することは間違いない」としている。

[関連リンク]
IDCの発表資料(英語)

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第2章 ASPフィーバー in Japan (IT Business Review)

 

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