Visorの最新版は厚さ11ミリ

2001/4/5

 ハンドスプリングは、4月4日、拡張性を損なうことなく薄型にしたPalm OSを搭載したPDA「Visor Edge」を4月6日から発売すると発表した(メタリックブルーのみ5月発売)。価格は4万4800円。

ハンドスプリングの新製品「Visor Edge」

 Visor Edgeは、ボディに3色(メタリックシルバー、メタリックレッド、メタリックブルー)のアルミニウムを採用し、厚さは11mmで、これまでのVisorシリーズの中で一番薄くなっている(従来モデルは18mm)。また、「Springboardスロット」が標準で同梱されており、本体裏面の「エッジコネクタ」に取り付けることで、従来のSpringboard拡張モジュールの装着が可能。Springboardスロットが装着されていない状態では、本体と同材質のメタルフリップカバーが装着できる。このエッジコネクタについても、Springboardと同じく仕様をサードパーティに公開し、Visor Edge専用の拡張製品を作ることが可能。

 OSにはPalm OS 3.5.2H2を採用。同OSは2000年10月に発表したVisor Prismに採用された3.5.2Hと基本的に同じだが、サイレント・アラーム機能(LED電源ボタンが点滅する機能)の追加と、最適化によるパフォーマンスの向上が図られている。CPUにはDragonball VZ 33MHzを採用。RAMは8MB、ROMはマスクROMで4MB搭載している。

 同社のモノクロモデルとしては、初めて充電式のリチウムイオン電池を採用した。充電は、標準で付属するUSBクレードル経由で行う。

 また、ジャストシステムのかな漢字変換ソフト「ATOK Pocket for Palm OS」、イリンクスの「Palmscape」といったアプリケーションソフトも標準添付される。データの同期を取るためのPalmDesktopソフトウェアは、Windows 95/98/Me/NT/2000とMacOS8.1以降に対応する。

「Visor Edge」スペック表
CPU Dragonball VZ 33MHz
OS Palm OS 3.5.2H2
RAM 8MB
ディスプレイ モノクロ16階調液晶、バックライト付き
解像度 160×160ピクセル
インターフェイス Springboard、USB、赤外線、シリアル
外形寸法 119mm×79mm×11mm
重量 136g
バッテリー 内蔵型リチウムイオン充電池
使用時間 約4週間(通常使用時)

米Handspring 社長兼CEOのドナ・ダビンスキー氏

 発表会の席上で、米Handspringの社長兼CEOのドナ・ダビンスキー(Donna Dubinsky)氏は、「ハンドヘルドコンピュータの普及速度は前例のないもので、今後20年間革新を遂げていくだろう」と述べた。「また真のパーソナルコンピュータの座は、いつでも持ち歩けるハンドヘルドコンピュータとなり、パーソナルコンピューティングの未来を作りあげる」。

 同氏はさらに「米国ではすでにVisorPhoneというGSMに対応したワイヤレスコミュニケーション用の拡張製品を発売しており、ヨーロッパでも近日中に発売する。もちろん日本のマーケットへの対応も検討していく」と述べた。ハンドスプリング代表取締役の小宮山茂樹氏は「今後はコーポレートビジネスにも積極的に展開していく」と語った。

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ハンドスプリングの発表資料

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