米サン、米IBM、新しいOSを発表

2001/4/25
(04/23/01, 5:13 p.m. ET) By Mitch Wagner, InternetWeek

 米サン・マイクロシステムズと米IBMのサーバ・ベンダー2社は米国時間4月23日、企業システムおよびeビジネス向けの新しいシステムを発表した。

管理機能を強化したSolaris8

 サンは同社のOSであるSolaris8をアップグレードし、新しい管理機能を発表した。

 新機能には、OSやアプリケーションの迅速なインストールを可能にするツール「Web Start Flash」がある。「Web Start Flash」を利用すれば、システム管理者は複数のサーバ上で標準的なソフトウェアの設定のレプリケート(複製)が行え、スタートアップに要する時間がこれまでの30〜40分から3分以内に短縮できるという。同製品は無償で同社Webサイトよりダウンロードできる。

IBM、UNIXサーバ新製品

 IBMは、「eServer」製品群のミッドレンジ向けUNIXサーバを発表した。デスクサイズの「p620」とラックマウント型「p660」の2種類があり、シリコン・オン・インシュレータを搭載し、管理機能とメモリ修正機能も新しくなっている。

 同サーバは6プロセッサまで搭載可能で、メインフレームから引き継いだ技術“Chipkill”を組み込んでいる。“Chipkill”は、メモリエラーを探し出し、サーバを稼働させた状態でエラーのあるチップをオフラインにすることができる。製品は、通信業界が策定するNEBS(Network Equipment Building System)標準に準拠した。同規格はコンピュータと他の装置の耐用度を測定するもの。

 製品は、暗号化の速度を向上させる暗号化アダプタ、自動的にタスクを再配置する動的なプロセッサの配分、ホット・プラグ対応PCIスロット、冗長性のあるホット・プラグ対応な電源供給と冷却装置などを備える。米国では4月27日に発売開始の予定で、価格は「p620」が1万6995ドル、「p660」が2万995ドル。

Linuxを意識した新OS「AIX 5L」

 IBMは同日、新しいUNIXベースのOS「AIX 5L」も発表した。「AIX 5L」では、Linuxのアプリケーションを簡単なリコンパイルで動作できる。

 新しい管理ツールとして「Work Load Maneger」に、外部のアプリケーションからシステムを管理・監視しする機能や、システムのリソースを優先順位の高いアプリケーションに配分する機能などが追加された。また、リソースの使用をトラッキングするツールやクラスタ管理ツールなどに会計機能を作り込んだ。

 「AIX 5L」は新製品「p620」、「p660」を含むPowerプロセッサ・ベースのIBMのUNIXシステム上で動作する。5月4日より出荷を開始、新製品購入に関しては追加料金は不要で、既存製品上でアップグレードの場合は、1CPUあたりの価格は325ドルとなる。

 CalderaとSCOは、インテル製プロセッサ、Itaniumをベースとしたシステム向けの「AIX 5L」の評価版を発表した。これは、IBMとSCOの共同プロジェクト「Project Monterey」の成果物で、無償で提供される。4月27日までにはリリースされる予定。正式な製品に関しては今年末に発表の予定という。

[英文記事]
Sun, IBM Ship Systems And OS Upgrades

[関連リンク]
米サンのSolarisに関するページ
米IBMの発表資料
米Calderaの発表資料

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