ドコモの次世代通信、「FOMA」本格サービスは10月に延期

2001/4/27

 NTTドコモは、4月26日、次世代移動体通信サービス(IMT-2000)「FOMA」の正式サービスを10月1日からに延期すると発表した。また、それに先立ち、試験サービスを5月30日〜9月30日までの期間限定で行う。それ以降は以下のようなスケジュールとなる。

 2001年5月30日〜 試験サービス
  東京23区、横浜、川崎の一部

 2001年10月1日〜 本格サービス開始
  国道16号線圏内(都心から半径30Km圏内)

 2001年12月〜
  大阪・名古屋地区

 2002年春
  全国主要都市

 試験サービスは、東京23区、横浜市および川崎市の一部での提供となり、公募により4000契約程度を予定している。試験サービスの利用者には、利用実態やサービス改善のアンケートの提供を条件とし、端末の無償貸与や通信料を除く基本使用料を無料として提供する。なお、貸与される端末はスタンダードタイプのN2001、ビジュアルタイプのP2101V、データタイプのP2401の3タイプ。

 また、通信料金も発表された。音声通話は現行PDC方式と同水準。64Kbpsのデータ通信については通話の約1.8倍の料金となる。パケット通信料は1パケット0.05円(iモードの1パケットは0.3円)。ただし、本格サービス時には月額定額での提供を予定している。

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NTTドコモの発表資料

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