IBMのWebSphere新バージョンはWebサービスにも対応

2001/5/31

 米IBMは現地時間5月29日、同社のアプリケーションサーバ「WebSphere」の次期バージョンの概要を発表した。アプリケーションのWeb化を目的として始まった従来の製品とは性格を大きく変え、インターネットのオープンスタンダードな技術や最新技術に幅広く対応することを目指したという。

 今回発表した「WebSphere Application Server 4」は、EJBトランザクションとJDBCデータベース要求の性能を著しく向上させ、同じコストではBEAシステムズのWebLogic Application Serverに比べ約2倍の価格性能比を提供するとしている。

 また、Webサービスの実現を強く意識した製品となっていることも大きな特徴だ。Webサービス・アプリケーションの構築と運用に必要な、UDDI(Universal Description Discovery and Integration)SOAP(Simple Object Access Protocol)WSDL(Web Services Description Languageなどに対応した。

 さらに、J2EEへの完全対応、EJB2.0 Message Beansや主要なXML技術の統合強化によって、トランザクションや効率的な管理と高速化も目指したとしている。

 周辺の開発ツールも大きく変わる。WebSphere StudioとVisualAge for Javaは、SAPやCICS、PeopleSoftなどの主要ベンダーのアプリケーションのJ2EE対応をサポートする。また、ポータルやパーソナライゼーション、モバイル機能への対応、WebサービスやXMLアプリケーションを構築するためのウィザード機能の充実が図られているという。

 米国での出荷は6月30日が予定されている。また、今回のバージョンから開発者向けにDeveloper Editionが無償で提供される。

[関連リンク]
米IBMの発表資料(製品情報)
米IBMの発表資料(ベンチマーク)

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