伊藤忠商事など、eビジネスのリスク監査サービスを開始

2001/6/12

 伊藤忠商事とデロイトトーマツコンサルティング(DTC)は、独自のeAuditor監査管理基準とシステムリスク算定基準を開発し、それに対応した「eAuditorシステムリスクマネージメントサービス」を提供することを発表した。

 eビジネスを行う際に、システム構築を含めさまざまなリスクが生じる。しかし、企業がリスクの程度などを把握することは難しい。そこで両社がリスクの程度を監査するサービスやコンサルティング、IT保険などのサービスを提供し、企業のeビジネスへのリスクヘッジ手段を提供し、支障なくビジネスを運営できるようにする。

 eAuditor監査基準とは、両社が監査法人トーマツと協力し、現在世界で使用されているシステム管理基準、システム監査基準、リスク算定ガイドラインを基に作成したもの。参考にした基準としては、BS7799/ISO17799、IS013335、BS15000、WebTrust、SysTrust、Cobit、CONCT、JIS Q15001などがある。

 両社は、すでに伊藤忠テクノサイエンス、CRC総合研究所、ネットベイン、それにインフォアベニューの4社とサービス実証実験を実施。7月より4社とSLA(サービスレベルアグリーメント)監査、IT保険サービスの試験サービスを開始し、10月より4社以外の一般のITサービス事業者やユーザー向けにeAuditorシステムリスクマネージメントサービスを提供する予定だ。

[関連リンク]
伊藤忠商事の発表資料
デロイトトーマツコンサルティング

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