今後も世界のIT投資は増加する、米IDC

2001/7/6

 米IDCは、今後の世界のIT投資の動向を発表した。それによると、日米などを中心に経済が停滞する中、少なくとも2004年までのIT投資額は、今後も着実に増加するという。

 2000年のIT投資額は、ハードウェア、ITサービス、ソフトウェアへの投資を合わせて9億9570万ドルであった。これが2004年には合計1兆4000億ドルまで増加するという。特に通信、ビジネスサービス、リソースおよび金融サービス業界におけるITサービスへの投資額は、他の産業を上回る急速な勢いで伸びると予測している。その結果、2004年にはITサービスへの投資額は、ハードウェアやソフトウェアへの投資額を上回るという。

 ITサービスへの投資が急速に伸びることについてIDCのバーティカルマーケットリサーチ バイスプレジデント Lusia Bordoni氏は、「ITサービスへ投資することによりコスト削減を実現し、高い専門能力を駆使して各社のコアビジネスに集中する時間を確保することができる」と指摘した。

[関連リンク]
IDC Japan

[関連記事]
「トップITサービスベンダーは富士通、日立、NEC」とIDC (@ITNews)
2001年は1.5倍、IT業界の未来は明るい? ECR調査 (@ITNews)
IDC、BtoBの国内市場規模が48%で成長すると発表 (@ITNews)
ハイテク業界危機の時代、生き残る勝者の条件とは? (@ITNews)
IDC、CRM市場動向を発表「堅調な伸び」 (@ITNews)

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)