FOMAパケット通信対応のPDA、「シグマリオンII」

2001/8/22

 NTTドコモは8月21日、Windows CE 3.0(Windows for Handheld PC 2000)を採用したキーボード付きPDA「sigmarionII(シグマリオンII)」を発表した。価格はオープンプライス(市場予想価格は5万円前後になる見込み)で、9月7日より発売開始される。

FOMA対応の「シグマリオンII」

 シグマリオンIIは、昨年9月に発売されたシグマリオンの後継モデル。新製品では、CPUが高速化されたほか、16MB Flash ROMを新たに搭載、ディスプレイも6万5536色表示対応のHPA液晶に変更された。

 最大の特徴は、現在試験サービス提供中の次世代移動通信サービス「FOMA」のパケット通信専用のインターフェイスを標準で備えていること。本格サービス開始後に対応を予定している。これを利用すれば最大384kbpsでのパケット通信が可能となる。また、Type2のコンパクトフラッシュカードスロットを装備しているので、P-in m@sterを装着して使用することもできる。

 また、通信可能エリアに移動すると自動的に起動してメールの送受信を行う「Wake On Radio」機能を搭載するほか、音声データ再生等が可能な「Windows Media Player」や、ホームページ録画ソフト「Auto Web Recorder」、デスクトップ環境のカスタマイズ機能「mobileCustom」などが用意されている。

製品名 sigmarionII
CPU VR4131 200MHz
OS Windows CE 3.0(Windows for Handheld PC 2000)
RAM/ROM 32MB/16MB(Flash ROM)
ディスプレイ 6.2インチHPA液晶
解像度 640×240ピクセル

インターフェイス

CFカードスロット(Type2)、FOMA端末接続コネクタ、携帯/PHS用コネクタ、シリアルポート、赤外線通信ポート(IrDA 1.0)
外形寸法 189mm×107mm×27mm
重量 約500g
バッテリー 専用リチウムイオンバッテリ
使用時間 約4.5〜10時間(非通信時)、3〜5時間(通信時)

 

[関連リンク]
NTTドコモの発表資料

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