ボーダフォンが日本テレコム、J-PHONEを経営傘下に

2001/9/22

 英ボーダフォン・グループ・ピーエルシー(以下ボーダフォン)による日本テレコム株式の公開買い付け(TOB)が9月21日に開始される。同社による買い付け価格は1株45万円。買い付けが予定通り行われた場合、ボーダフォンは日本テレコムの株式総数の66.73%を保有することになり、経営権を握ることになる。

 日本テレコムによれば、今回の公開買い付けに関しては、日本テレコムの株主である東日本旅客鉄道(JR東日本)とボーダフォンから、同社取締役会の賛同を条件に行いたいとの打診を受けていたという。同社は20日、臨時の取締役会を開き、取締役からの賛同を得た。また、JR東日本も買い付けに賛同した。JR東日本とは今後も経営・業務全般に渡って協力していくという。

 同買い付けは、ボーダフォンの子会社である蘭ボーダフォン・インターナショナル・ホールディングス・ベーヴィが、9月21日から10月11日の間に行う。

 ボーダフォンはすでに、日本テレコムおよび子会社のジェイフォンの筆頭株主だった。今回の買い付け予定株式総数は、最大で69万3368株(発行済み株式総数の21.7%にあたる)で、すでに同社が保有する45%の株と合わせると、買い付け完了後66.73%の株式を所有することになり、ボーダフォンの子会社となる。また、ジェイフォンに関しては、ボーダフォンが所有する39.7%と日本テレコムが所有する株式を合わせた持ち分比率は69.7%となり、ボーダフォンの連結子会社となる。なお、11月1日にジェイフォン、ジェイフォン東日本、ジェイフォン東海、ジェイフォン西日本は合併する予定が発表されている。

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日本テレコムの発表資料
英ボーダフォン

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