マイクロソフトがPassportを開放、相互運用へ

2001/9/22
Thursday, September 20, 2001, 10:22 PM ET. InternetWeek By Mitch Wagner

 米マイクロソフトは米国時間9月20日、同社の認証システム「Passport」と、ベンダ各社の認証システムとの相互運用性を検証する計画を明らかにした。

 マイクロソフトは、Passportを、各社が運営するWebアプリケーション上での“世界共通のIDカード”と位置付けており、Passportは.NET戦略の中で重要な役割を持つ。現在、ユーザーは各Webサイトに個別にログインしているが、Passportにより、いったんログインすれば、Web上にあるさまざまなサイトのサービスが受けられるようになるという。

 Passportへ登録するには、マイクロソフトのIM(インスタント・メッセージ)サービスである「Microsoft Messenger」とHotmailを使用している必要がある。一般消費者やSOHOなどは、Windows XPを使用しなければならない。

 同機能に対して、ライバル各社や消費者からは、“マイクロソフトがインターネットの主導権を握り、競合を排除する手段ではないか”と懸念の声が上がっており、マイクロソフトは非難を受けていた。

 だが今回、同社は、「他社が独自のPassportを管理することを容認し、その場合は、マイクロソフトと互換性のあることが条件となる」と述べ、さらには、アメリカ・オンライン(AOL)など競合他社と相互運用を進めて行く意向があることも明らかにした。

 相互運用性のセキュリティプロトコルに関しては、Kerberos 5.0を用いる予定だという。マイクロソフトによれば、Passportアカウントは現在、1億6500万件あるという。

[英文記事]
Microsoft Plans to Open Passport

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米マイクロソフトの関連資料

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