ネットワークアソシエイツ、低価格のセキュリティ・アプライアンス

2001/11/15

WebShield e250 Appliance

 日本ネットワークアソシエイツは11月14日、ネットワークの出入り口となるゲートウェイでのセキュリティ対策を行うアプライアンス「WebShield e250 Appliance」を、12月7日より発売すると発表した。価格は175万円からで、500台までのPCをサポートする。

 同社McAfee事業部技術統括部長 加藤義宏氏は記者発表の席上、「現時点でのウイルス対策の最善策は、プロトコルの中身を検査して止めることであり、結局はゲートウェイレベルで止めるしか方法がないだろう」と述べた。その考えを実行に移したのが「WebShield Appliance」シリーズだ。

 同製品の特徴は、2001年8月に同社より発売された「WebShield e500 Appliance」のローエンド向けエントリモデルの位置付け。中小規模の企業環境にマッチさせ、ハードウェアスペックを下げることで低価格を実現した。

 同製品は、SMTPや、POP3、FTPのプロトコルに対応している。また、従来のアプライアンス製品では、HTTPスキャンを行ってはいるが、ハードウェアやソフトウェアの問題で高いパフォーマンスが出ないため、実用レベルには達していないのが実情だった。しかし同製品では、この部分のパフォーマンスを上げるように改良したという。さらにメールのコンテンツフィルタリングが行え、管理者の設定したキーワードが含まれているメールは、ゲートウェイ上で隔離、削除することができる。そのため社内の機密メールなどを流出することも防げるほか、スパムメールなどの流入も防げる。

[関連リンク]
ネットワークアソシエイツの発表資料

[関連記事]
ネットワークアソシエイツがWebベースのCRMソフトを発表(@ITNews)
Code RedとSirCamで明らかになったウイルス対策の落とし穴 (@ITNews)
PtoPを利用したセキュリティASPサービス開始(@ITNews)
再生を図るネットワークアソシエイツ、新CEOが来日(@ITNews)

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)