Webサービスと連携するEIPを実現するオニックス

2001/12/15

 オニックス・ソフトウェアは12月14日、XMLをベースとした新プラットフォーム「Onyx Enterprise Application Server(OEAS)」を発表した。また従業員向けポータル製品「Onyx Employee Portal 3.0」を発表した。

 同社は、EIP(企業情報ポータル)のスイート製品「Onyx Enterprise 2001」を展開しており、そのコアとなるエンジン部分がOEASとなる。

 OEASは、これまでのデータサービス、プレゼンテーションサービスに加え、新たにビジネスサービス層を加え多重階層型(n階層型)アーキテクチャとなっている。ビジネスサービス層はXMLをベースとしており、BtoBなどで想定される他社のソフトウェア(ERPやSCMなど)との連携が容易に行えるという。また、SOAPやBizTalkもサポートが可能でWebサービスとの連携も行える。

 Onyx Employee Portal 3.0は、Onyx Enterprise 2001の持つ3つのポータルの1つ(残りの2つは、カスタマ向け「Onyx Customer Portal」、パートナー企業向け「Onyx Partner Portal」で、後者は来年前半に日本で発表される予定)。

 同社は以前からマイクロソフトと協業しており、今回もOnyx Employee Portal 3.0でいち早く、マイクロソフトの「Windows 2000 Datacenter Server」をサポートした。また、大規模システムでの利用を想定し、拡張性や可用性といった点も特徴という。

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オニックス・ソフトウェア

 

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