データ連携を容易にするXMLミドルウェアをアプレッソが発表

2002/1/22

 アプレッソは1月21日、XMLベースのミドルウェア「DataSpider Plus」を発表、出荷を開始した。新製品では、クライアント/サーバモデルを採用するなど、システム開発の効率化が図られている。

 DataSpider Plusは、「DataSpider」の上位製品にあたり、XMLを用いたアプリケーションが構築できるプラットフォーム。ビジネスプロセスの統合、管理、変更、追加といった操作がGUIを用いて行える。

 新製品で追加された点は、クライアント/サーバモデルの採用、新機能「Merge Mapping Editor」の搭載、拡張性の強化など。

 クライアント/サーバモデルの採用によって、開発環境と実行環境の分離が実現する。これにより、リソースやログの集中管理、スクリプトの実行環境の管理、複数サーバ間の通信、といったことが可能となる。

 Merge Mapping Editorは、2つ以上のXMLファイルを結合する機能。これまでの「XSLT Editor」「Business Rule Designer」などの機能と組み合わせることにより、アプリケーション構築の効率性が増すという。

 動作環境は、サーバがWindows NT/2000、Solaris、AIXで、開発用クライアントがWindows NT/2000。同社によれば、HP-UXおよびLinuxへも対応する予定という。価格は、標準構成(1サーバ、2クライアント、付属アダプタ9種類)で550万円〜。

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アプレッソ

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