「IP-VPNは今年火がつく」とイクアント

2002/2/7

 今日の企業システムのネットワークソリューションとして注目を集めている技術にIP-VPNがある。安全性だけではなく、事業拠点の増加やBtoBシステムの導入などで複雑になる通信インフラを、一元的に管理できるメリットもあるといわれている。

マニュエル・セヴァ氏 「ネットワークの世界でもレガシーから次世代への移行が起こっている」

 イクアントは、昨年10月より本格的にIP-VPNソリューション「Equant IP VPN」を展開中だ。特に、MPLS(Multi Protocol Label Switching)ベースのIP-VPNに関しては、他社に先駆けてサービス提供した実績を持つ。

 同社 代表取締役社長 マニュエル・セヴァ(Manuel Ceva)氏はIP-VPNのメリットを、柔軟性の向上、コスト削減、管理と3つ挙げ、次のように語った。「柔軟性という点では、any to anyの接続を実現し、アプリケーションに優先順位をつけることも可能。イントラネット、エクストラネットともリンクできる。これらのことを、機器への投資をほとんど行うことなく実現できるし、トラフィックの最適化により帯域コストを最小限に抑えることもできる」(セヴァ氏)。そして、同氏が最も強調するのが管理上でのメリットだ。「TCO節減はもちろん、IP電話、コールセンターをサポートし、将来的にはビデオアプリケーションもIPをベースに統合できる」(セヴァ氏)。

 MPLSベースでIP-VPNを展開するメリットは、ネットワーク形態にかかわらず、ユーザーや拠点あたりのコストが一定していること。システムが分散型の場合、拠点あたりのコストが増加するレイヤー2(フレーム・リレーなど)技術よりも、MPLSの方が適しているという。

 同社のソリューションの特徴は、最大155Mbpsという高速性、世界135カ国という広範なカバー領域、多様なアクセスオプションやバックアップオプション、SLA、24時間体制の障害管理といったもののほかに、独自の“導入メソロジー”がある。導入の際は、顧客の要望と、セキュリティポリシーも含めた既存のネットワークの評価・分析、アーキテクチャと設計を経て、導入フェーズに入る。その後の管理と継続的な最適化も含め、トータルにサポートするという。また、アプリケーションのホスティングなどのサービスも用意している。すでに世界450社の導入実績を持ち、この中には日本の顧客も数社含まれている。

 セヴァ氏は、「IP-VPNへの関心が非常に高くなってきたことを肌で感じる」と言い、「今年、来年あたりから一気に火がつく」とした。同社では、現在、モバイルからIP-VPNへのアクセスを開発中で、これ以外にも継続的に技術革新を進めていくという。「将来を見越したIP-VPNのソリューションをいま提供できる」と自信をのぞかせた。

(編集局 末岡洋子)

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