7年を費やした日本IBMによるロータスとチボリの統合

2002/3/6

 日本IBMと、同社の100%子会社のロータス、それに日本チボリシステムズは3月5日、ロータスと日本チボリシステムズを日本IBMに統合することで基本合意したと発表した。

 ロータスと日本チボリシステムズは、日本IBMへ事業を営業譲渡し、7月1日付で日本IBMのソフトウェア事業部の一部門として統合されることになる。独立した会社としては、ロータスは1985年からの、日本チボリシステムズは1995年からの歴史に静かに幕を降ろすことになる。

 3社の統合後も「Lotusソフトウェア」や「Tivoliソフトウェア」のブランドは残り、ユーザーやパートナーへのサポートは、日本IBMが継続して行っていく。

 ロータスとチボリシステムズの統合化は、すでに米国などでは昨年実施され、残されていたのは日本法人だけとなっていた。しかし日本の3社間でも、人事や購買活動、マーケティング、さらに一部の製品など幅広い分野で統合化への道を歩みつつあった。日本での統合化に他国よりも時間がかかったのは、両社の製品などを扱うさまざまなベンダへの調整のためといわれている。

 米IBMが35億ドルでロータスを買収したのは1995年。翌年にはチボリシステムズを7億4300万ドルで買収した。当時のIBMはソフトウェア/サービス事業への構造転換を図っていた時期。ロータスを買収した当時は、米国東海岸の企業と西海岸の企業の文化の違いなどから、買収は失敗に終わるのではないかと報道されたこともあった。

 IBMによる7年にもわたるロータスとチボリシステムズの統合化への道は、名実ともにこれでようやく終わりを告げる。今後IBMのソフトウェア事業が、どのように統合化のメリットを生かしていくのか? 今後必要とされるのは、それを一刻も早くユーザーやパートナーに提示して実践していくことだろう。

[関連リンク]
日本IBMの発表資料
日本チボリシステムズ
ロータスの発表資料

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