AT&Tが国内〜海外をまたぐ統合VPNサービスを提供開始

2002/3/16

 AT&Tグローバル・サービスは、国内と海外をシームレスに接続するMPLSベースのIP-VPNサービス「エンハンスドVPNサービス・タイプI(EVPN Type-I)」と、AT&Tのネットワークを利用したインターネットVPNサービス「エンハンスドVPNサービス・タイプII(EVPN Type-II)」の2種類のVPNサービスを提供する。

 これまで同社では、国内向けに100拠点以上のアクセス・ポイントを持つIP-VPNサービス「ユニバーサルVPN」を提供していたが、今回のEVPN Type-Iの提供開始により、国内外をまたぐ世界規模でのIP-VPNネットワークの構築が可能になる。このネットワークには、同社の提供する運用管理システム「iGEMS」をベースに24時間365日体制でのネットワーク監視のほか、ヘルプデスク、SLA(Service Level Agreement)などのサービスが提供される。

 EVPN Type-IIは、同社のインターネット・バックボーン(GMIS)を利用したIPSecベースのインターネットVPNサービスである。本来であれば、インターネットVPNでは回線品質は保証されないが、自社でバックボーンを持つ同社の強みを生かし、ユーザー・サイドに設置するルータまでを含めた導入/運用管理サービスの提供を行っていくという。EVPN Type-I/Type-IIはファイアウォール経由で接続されており、同社が提供する国際フレーム・リレー・サービス「MDNS Frame Relay」などを含めた、国際規模での統合VPNサービスを提供していくという。

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