ビジネス・インパクト管理でシステム停止を予測、チボリ

2002/4/17

 日本チボリシステムズは4月16日、システム管理ソフトウェアの「Tivoli」ブランドの製品体系を一新、新たなシステム管理手法と、30以上もの新製品および新製品体系を発表した。

 今回、同社が発表した新しいシステム管理手法とは、「ビジネス・インパクト管理」のこと。従来のシステム管理ソフトウェアでは、システムに問題が生じた後で、いち早く警告を出すといったことにフォーカスを当てていた。例えば、データベース・サーバやWebサーバ、ネットワークなどの構成要素を個別に監視し、問題が生じるとアラートなどでどの構成要素に問題が生じたのかを示す。しかし、今後必要とされるのは、ビジネスを止めないような管理で、同社のビジネス・インパクト管理ならばそれができるという。

 ビジネスを止めないためのシステム管理を実現した製品が、xSPが顧客にSLA(Service Level Agreement)を行う際の基盤ソフトウェア「IBM Tivoli Service Level Advisor 1.1」だ。同製品は、IBMの開発した複雑なアルゴリズムベースでのパフォーマンス分析メトリクス(規律)により、システムのサービスレベル管理やシステム停止を予測するソフトウェアだ。

「顧客のビジネスを支えることが、チボリシステムズにとって最も意義あること」と語る、日本チボリシステムズ 代表取締役社長 鈴木氏

 同製品の名称からも分かるように、今後のチボリシステムズの製品名称には、すべて「IBM Tivoli」となる。これは正に、日本IBMのソフトウェア部門に7月1日付けで統合されることの象徴。日本チボリシステムズ 代表取締役社長 鈴木和洋氏は、「日本IBMに統合されることで顧客、ビジネスパートナーにどんな価値があるのか。それは、複数のIBMのミドルウェア利用ユーザーへのサポートの充実、最新テクノロジをベースとした製品開発の充実や迅速化、さらに製品とサポートの品質面での対応能力の充実にある」と述べた。しかし、IBMだけの完結した製品というイメージを払しょくするためか、「とはいえ、IBM製品だけではなく、他社製品との組み合わせもオーケー、問題はない。それは保証する」と語り、今後も他社製品との組み合わせなどを想定して製品を提供していくことを明言した。

 なお、今回の新製品と製品体系の刷新の目的は、チボリシステムズの製品をシンプルかつ分かりやすくいものにするため。同社は製品のソリューションを、コンフィグレーション&オペレーション(ジョブ管理や構成・変更管理)、パフォーマンス&アベイラビリティ(イベント管理、自動化管理)、セキュリティ(アクセス管理、プライバシー管理、アイデンティティ管理、リスク管理)、それにストレージ(リソース管理、データ管理)の4つのグループに分類し直した。グループごとの製品は、次のとおり。


■コンフィグレーション&オペレーション
・IBM Tivoli Workload Scheduler 8.1
・IBM Tivoli Workload Scheduler for z/OS 8.1
・IBM Tivoli Workload Scheduler for Applications 8.1
・IBM Tivoli Configuration Manager 4.1
・IBM Tivoli Remote Control 3.7.1

■パフォーマンス&アベイラビリティ
・IBM Tivoli Service Level Advisor 1.1
・IBM Tivoli Business Systems Manager 1.5
・IBM Tivoli Business Systems Manager for z/OS 1.5
・IBM Tivoli Enterprise Console 3.7.1
・IBM Tivoli Monitoring 5.1

  IBM Tivoli Monitoring for Applications 5.1
  IBM Tivoli Monitoring for Business Integration 5.1
  IBM Tivoli Monitoring for Database 5.1
  IBM Tivoli Monitoring for Messaging and Collaboration 5.1
  IBM Tivoli Monitoring for Web Infrastructure 5.1
  IBM Tivoli Monitoring for Transaction Performance 1.7
  IBM Tivoli Monitoring for Security and Edge Services 5.1

・IBM Tivoli NetView for z/OS 5.1
・IBM Tivoli NetView 7.1.1
・IBM Tivoli NetView for TCP/IP Performance 1.4
・IBM Tivoli NetView Performance Monitor 2.7
・IBM Tivoli Web Site Analyzer 4.1

■セキュリティ
・IBM Tivoli Access Manager Family
  IBM Tivoli Access Manager for e-business 3.9(旧Tivoli Policy Director)
  IBM Tivoli Access Manager for Business Integration 3.8
  IBM Tivoli Access Manager for Operating System 3.8

・IBM Tivoli Identity Manager 1.1
・IBM Tivoli Risk Manager 3.8

■ストレージ
・IBM Tivoli Storage Manager 5.1
・IBM Tivoli Storage Manager Enterprise Edition 5.1
・IBM Tivoli Storage Manager for Enterprise Resource Planning 5.1
・IBM Tivoli Storage Manager for Mail 5.1
・IBM Tivoli Storage Manager for Hardware 5.1
・IBM Tivoli Storage Manager for Database 5.1
・IBM Tivoli Storage Manager for Application Servers 5.1

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日本チボリシステムズ

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