コンパックを飲み込んだ新生HP、体制と製品ロードマップを公表

2002/5/9

 米ヒューレット・パッカードと米コンパック・コンピュータとの合併は、米国時間5月3日に法的に完了した。新生HPの会長兼CEOはカーリー・フィオリーナ氏で、社長はマイケル・カペラス氏。この発表を受けて両社の日本法人は、今後数カ月以内に合併する予定だ。

 新生HPの事業は4つのビジネスグループに分けられる。大手法人顧客向けITインフラストラクチャの技術を提供するエンタープライズ・システム事業(ESG)、ITサービスを提供するHPサービス事業(HPS)、コンシューマおよびビジネス市場でのプリンタやカメラ、スキャナなどのデジタル・イメージング・デバイスなどを提供するイメージング&プリンティング事業(IPG)、それにビジネスや個人向けのPC(デスクトップやノートを含む)やワークステーション、シンクライアント、ハンドヘルド、インターネット・アプライアンスを扱うパーソナル・システム・グループ(PSG)の4グループとなる。

 さらに新生HPの今後の製品ロードマップが明らかになった。主な企業向けのロードマップは下記のとおりとなる。

●IA-32サーバ
 ProLiantサーバを採用し、HP ProLiantサーバと名称を改称する。ラック、ラックオプション、ストレージ(SmartArray)、電源インフラ、システム管理ファミリもProLiantへ移行させるという。ただし、ローエンドのHP Servere tc2210とtc2100はHP ProLiantとは改称せず、今後も引き続き販売していく予定。注目されるブレードサーバだが、マーケットセグメント別にそれぞれが抱える製品を販売していくという(コンパックはiDC市場向け、HPは通信業界向け)。

●Itaniumサーバ
 MckinleyベースのサーバはHP Serverのロードマップを原則とするが、これにProLiant IA-64サーバのロードマップからよい部分を取り込み、新たな製品ロードマップを作成していくとしている。

●RISCベースのサーバ
 PA-RISC、AlphaServerの両システムを提供する。

●UNIX
 基本的にはHP-UXとし、Tru64 UNIXの長所を随時HP-UXに取り入れる。

●ストレージ
 ストレージ製品とストレージ・ソリューションとしては、原則としてCompaq StorageWorks(HP StorageWorksに名称を変更)を、ストレージ・ソフトウェアはHP OpenViewを、さらに今後のアーキテクチャとしてENSA(Enterprise Network Storage Architecture)を採用する。

●オンラインストレージ
 ハイエンド製品については、両社の製品(HP XPとCompaq StorageWorks Enterprise Virtual Array)を提供する。ミッドレンジ製品については、基本的にStorageWorks EVAアーキテクチャを提供するが、EVA(Enterprise Virtual Array)ベースのアーキテクチャが顧客の要望を満たすまではHP-UX環境にはHP VAソリューション、ヘテロジニアス環境にはStorageWorks EMAモジュラーアレイを提供していく。ストレージネットワークでは、両社の製品を共通のファームウェアなどに統合、強化していく。また、NASのエントリ向けはStorageWorksアプライアンス、ミッドレンジ以上向けはHPのアプライアンスを提供する。

●ストレージ管理ソフトウェア
 HPのOpenView Storage Area Managerに統合する(コンパックのソリューションも強化しつつ統合)。

●ソフトウェア
 コンパックのTeMIPはHPのOpenViewに統合する。ユーティリティ・データ・センタ(UDC)は、コンパックのInsightマネージャ、Adaptive Infrastructure、Toptoolsを採用していく。テレコムソフトウェアについては、HPのOpencall製品ファミリに統合する。J2EEや.NETに関連しては、HPやパートナーが持つアプリケーション・インフラを利用していく。

[関連リンク]
新生HPの体制に関する発表資料
新生HPの製品ロードマップの発表資料

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