DB不振でオラクルが150人リストラ

2002/12/20

 日本オラクルは主力のDB事業の不振で、2003年1月までに150人を削減すると12月19日発表した。2003年5月期通期の経常利益を従来予想の266億円から33%減の208億円に下方修正。サービス事業は好調を維持しているが、DB事業が減収になると判断した。オラクルは建て直しのために、中期経営計画「Oracle Japan Innovation 2003」を策定し、2003年から実施する予定だ。

 中間期の経常利益は105億円で、従来予想の85億円を上回ると予想。しかし、通期は景気の先行きに対する企業の不透明感からITの新規投資が抑えられるとして、下方修正した。通期の売上高予想は、従来予想の886億円から815億円に引き下げた。通期の純利益は従来予想の152億円から109億円になる見通しだ。
 
 事業建て直しのための中期経営計画「Oracle Japan Innovation 2003」は150人のリストラによる組織の効率化が柱。また営業体制を刷新して、顧客やパートナー支援を強化する。今後さらにコンサルティングビジネスに力を入れる。中国オラクルと協力して、中国に進出する日本企業のシステム構築を支援したり、自社内の業務プロセスの効率化を進める。Oracle Japan Innovation 2003の詳細は、オラクルが2003年1月15日に予定している中期決算発表時に明らかにする。

 DB事業でIBMなどの猛追を受けながらも、どうにか踏みとどまってきたオラクルがリストラに追い込まれたことは、業界に衝撃を与えそうだ。Oracle Japan Innovation 2003を実行することで事業の建て直しができるのか、オラクルは正念場を迎える。

(垣内郁栄)

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