PtoP対応アプリ開発基盤を提供開始、アリエル

2003/4/1

 アリエル・ネットワークスは、PtoP型のアプリケーション開発プラットフォーム「Ariel Framework」(アリエル・フレームワーク)を開発、4月1日に提供開始すると発表した。アリエルは、アリエル・フレームワークを基盤にアプリケーション開発を支援するソリューション事業を本格化させる考え。第1弾のソリューションとして、バガボンドがコンテンツ配信サービスを開発した。

 アリエル・フレームワークは、アリエルが開発したPtoP技術「Ariel SOMAnet」を基に、アプリケーション開発用にインターフェイスを強化したもの。PtoPネットワークで課題となるアクセスコマンドの過多や重複による負荷を軽減できるような仕組みになっているという。セキュリティ対策としてPKIなどの仕組みを実装可能。アリエルでは「サーバがいらない、高速な処理速度などPtoPの特徴をアプリケーション開発に生かすことができる」と説明。「PtoPの要素を加えることでアプリケーションがより使いやすくなる」と述べた。

 バガボンドはアリエル・フレームワークを利用して、コンテンツ配信サービス、「グリッド・パブリッシャー」を開発した。グリッド・パブリッシャーで配信されるコンテンツを購読するには、Webブラウザを使ってグリッド・パブリッシャーのサイトにアクセスし、PtoP対応の専用ソフトをダウンロードする。コンテンツはサーバから配信されるのではなく、PtoPネットワーク上のほかのユーザーから受け取る仕組みで、アリエルでは「コンテンツ配信ではサーバのボトルネックが問題になることがある。PtoPネットワークを使うことで、このボトルネックを解消できる」と指摘している。バガボンドはグリッド・パブリッシャーを使って、同社のセキュリティ情報コンテンツ「Scan Security Wire」の配信を6月に始める予定だ。

 また、アリエルはPtoPアプリケーションの設計や開発を実施、支援するコンサルティングやプロフェッショナルサービスの事業を開始する。システム構築やアプリケーション開発の分野に、PtoP技術を活用したソリューションを提供していく考えだ。

(垣内郁栄)

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