[IDF Japan Spring 2003開催]
90nmプロセス・プロセッサが今年後半に続々登場

2003/4/11

 米インテルの上席副社長兼CTO パトリック・ゲルシンガー(Patrick P. Gelsinger)氏は、Pentium 4プロセッサの後継として今年後半にも出荷される新プロセッサ「Prescott」(開発コード名)の詳細を明らかにした。90nmプロセスを採用したプロセッサで、ゲルシンガー氏は「開発は順調に進んでいる」とスケジュール通りを強調した。

90nmプロセスの300mmウエハを持って説明する米インテルの上席副社長兼CTO パトリック・ゲルシンガー氏

 ゲルシンガー氏が4月11日まで開催されている「インテル デベロッパ・フォーラム Japan Spring 2003」(IDF)で明らかにした。ゲルシンガー氏によると、Prescottは13の新しい命令を追加。フロントサイドバスは従来の533MHzから800MHzに向上させた。ハイパー・スレッディング機能を現状のPentium 4から強化。1MBの2次キャッシュを搭載する。クライアントPC用のプロセッサとして、家庭向けから企業向けまで幅広く利用できるという。

 米インテルの副社長兼デスクトップ・プラットフォーム事業本部長 ウィリアム・M・スー(William M. Siu)氏によると、Prescottはインテルが開発中のプラットフォーム、「Canterwood」と「Springdale」で動作するという。ストリーミング配信への対応などが強化されるとみられる。

 米インテルのモバイル・プラットフォームズ事業本部 副社長兼事業本部長 アナンド・チャンドラシーカ(Anand Chandrasekher)氏は、90nmプロセスで製造されるCentrinoの後継プロセッサ「Dothan」について説明。インテルはDothanを今年中にも出荷する予定で、Centrinoからパフォーマンスが大きく向上し、省電力機能が強化されるという。

 ゲルシンガー氏はインテルの「ムーアの法則」について、「悲観的なことを言う人もいるが、その意見に対してはNOと言いたい」と述べて、今後も法則通りにプロセッサが進化するとの考えを示した。2003年には90nmプロセスのプロセッサが登場し、2005年には65nmプロセス、2007年には45nmプロセスを開発し、2009年に32nmプロセスの製品を出荷するという。ゲルシンガー氏は、「すでに開発に着手している。10nmまでは道が見えてきた」と述べた。

(垣内郁栄)

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